ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…三ツ沢競技場 『三ツ沢公園第一レストハウス』の、三ツ沢丼

2014年10月26日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
横浜で中高時代を過ごした運動部経験者なら、お世話になることの多い三ツ沢公園。陸上競技場に体育館やテニスコート、野球場を備えており、かつては横浜マリノス、今は横浜FCやYSCCが隣接のニッパツ球技場をホームにしているから、サッカーファンにもお馴染みだ。ならサブトラック脇の第一レストハウスに、お世話になったことがある人も多いのでは。

いわゆる公園の売店兼レストランだが、そのレトロさが秘かな人気という。特に食堂は、昭和の街中にある大衆食堂を、そのまんま体現した懐かしさ。壁一面を埋め尽くす手書きメニューは丼麺カレー定食と、庶民派ガッツリな献立がビシッと揃い、食べ盛りスポーツマンの腹ペコニーズを見事に満たしている。

自分のお気に入りはその名もズバリ「三ツ沢丼」。ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にチャーシューを隙間なく敷き詰め、目玉焼きを落としてできあがり。箸でガバッといくと、激しょっぱいチャーシューに目玉焼きの黄身がやんわりからみ、これはご飯がとまらない。四国の今治にある似たようなものは置いといて(笑)、これぞ市のスポーツの聖地ならではのローカルごはんである。

親父さんとおばちゃんの、ぶっきらぼうなようで和やかな応対も、ファンにはたまらない。スポーツする人は当時を思い出しに、見る側の人は観戦前に気勢を上げるべく、食べにいってみてはいかが?

三ツ沢公園レストハウスのパンの耳フライ@横浜

2014年10月26日 | 旅で出会った食メモ
聖地・三ツ沢での陸上競技観戦、今日は見たい種目が割とあり、待ち時間が多い。

競技経験者ならお馴染みのレストハウスを覗いたら、パンの耳フライ100円を発見。インターバルにしばし、おやつの時間。合わせるは甘くない炭酸もの、ということで(ノンアルですよ)。

きりたんぽ玉手箱@大館

2014年10月26日 | 旅で出会った食メモ
この週末のいただきもの、もう一つは秋田県の方からの、大館のきりたんぽ。「玉手箱」と称して、洒落た箱の中にきりたんぽとスープのほか、野菜や肉もセット。二人前のきりたんぽ鍋がわずか10分で再現できるという、本格的な品だ。

これは発祥の地とされる大館で、きりたんぽを改めて名物として発信する一環で開発されたという。従来のみやげ用きりたんぽが、地元の普段使いのものとかけ離れた味だったため、本場の味をとことん再現。あきたこまち使用のきりたんぽに、フリーズドライの舞茸にゴボウにセリにネギ、真空パックの大館産比内地鶏と、食材の産地と加工にこだわりが見られる。洗練されたデザインのパッケージも、従来の観光みやげ然としたものとは一線を画している。

昨晩試してみたら、つゆの味の濃さ、澄んだ鶏の旨味がかなりのインパクト。これがもっちりしたきりたんぽにじっとり染み、まさに本場の鍋の味。野菜も秋田の山の香気をしっかりとどめており、再現度の高い逸品である(できあがり写真は、野菜と鶏肉をちょい足ししてます)。旅のみやげのクオリティが上がってきている中、こうした伝統の味をきっちり伝えるみやげ、今後注目したいところだ。