ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

静岡てくてくさんぽ3

2019年07月09日 | てくてくさんぽ・取材紀行
浜松に続いて、徳川家康ゆかりの町である静岡市街。駅の近くにゆかりの史跡が多いので、半日ほど巡りあるいてみましょう。

家康の居城だった駿府城へは駅から歩いて10分ほどと、駅近な立地は浜松城と同じだ。家康が武田を退けて浜松城から移った1585(天正13)年に造られた城で、現在名残が見られる縄張りは江戸幕府将軍を退いて駿府に戻った慶長年間に、天下普請されて大きくなったものである。城郭は三重の堀からなっており、現在は半分ほど埋められた外堀とほぼ残る二の丸堀(中堀)の間に、県庁などの官庁や文教文化施設が置かれ、二の丸堀の内側が駿府城公園となっている。

官庁街を抜けて東御門橋で二の丸堀を渡り、鉄砲狭間が設けられた枡形門の「東御門」から園内へと入る。当時の遺構として復元されているのは、東御門とすぐ左の巽櫓、二の丸奥の坤(ひつじさる)櫓の3つ。元江戸幕府将軍「大御所」の居城のため、櫓と言えども小藩の城の天守ぐらいの大きさはありそう。東御門も、規模では江戸城の大手門を思わせる。ほか、ほぼ埋められたが最内側になる本丸堀の遺構も、当時の名残をとどめている。

園内はかなり広く、平坦な敷地にゆるやかに広がる様は、三方原台地の端の高台にそびえる浜松城とは趣を異にする。城郭の遺構のほかにも、大名庭園を模した紅葉山庭園、桜などの林や芝生の園地やグラウンドを有し、市民の憩いの場となっている。奥寄りの天守台跡は発掘調査中で、見学できるので寄ってみましょう。

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