ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

あじまる@牧志公設市場

2016年08月27日 | 旅で出会った食メモ
沖縄・牧志公設市場の散策後、食材を買って2階で調理依頼をベタでやろうとしたが、調理代は高いし2階は暑いしで撤退。小路で見つけた「あじまる」が、なかなが大当たりだった。島野菜料理バイキングが、何と980円の安さにビックリ。コーナーにはできたハナから大皿の料理が、湯気を立てて出てくる。頼まれたらすぐにつくりますよ、とおばちゃんの愛想も良く、飯時に親戚宅に招かれたような心地よいノリである。

野菜チャンプルーは卵が柔らかでゴーヤの苦味が暑さ負けに染みる。パパイヤのイリチー(炒め物)はパパイヤがダイコンのようにシャキシャキと、もやしとニンジンとニラに合う。クーブイリチー(昆布と豚肉炒め)はトロリと味が深くうまいこと。島野菜天ぷらはネットリのもずく天、ホコホコの紅芋天、さっくり苦味のよもぎ天。スルルグアー(キビナゴ)の南蛮漬けは、小骨が気にならず身がたっぷり。シブインブシー(冬瓜とニンジンの豚かつおだし煮)は、姿を見せない動物系ダシが深く染みる。

ごはんはフーチバージューシーと麦混ぜご飯が選べ、いずれも南国3日目で暑さバテ気味の体と胃に、じんわり染み入る優しい味付け。13時をまわったあたりから、地元の姉さん兄さんおじいおばあがパラパラ集まり、遅いランチをゆるりと過ごしているのがまた、沖縄時間的で心地よい。沖縄風ぜんざいを締めに持ってきたら、すっかり根が生えてしまった。帰りの便まで、ここでゆるゆるするか。

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