ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

倉敷てくてくさんぽ6

2021年02月24日 | てくてくさんぽ・取材紀行
倉敷川沿いからひと筋東の通りは、どこか庶民的な雰囲気。中ほどにある西門から、倉敷アイビースクエアへと入ります。昭和48年に整備された、ホテルを核とした複合施設の倉敷アイビースクエア。江戸期には倉敷代官所、明治期は倉敷紡績所の本社工場があった場所で、蔦の絡まるレンガの建物をはじめ当時の外観と構造が残されています。

西門のそばの赤レンガの建物は、明治29年築の製品倉庫。レンガは長辺と短辺が交互のイギリス積み。入口の上には社章が。隣は創業時の原綿倉庫を用いた、倉紡記念館。もと製品倉庫と原綿倉庫の間の内堀は、倉敷代官所の遺構です。敷地内の大樹が名の所以の洋館「メタセコイア」の先、蔦の絡まるレンガ造りの建物は、アイビー学館。倉敷紡績所の発祥の工場で、勾配があるノコギリ屋根が特徴。窓ガラスは、当時の手吹きガラスが使われています。蔦は夏は日除け、冬は葉が落ち日差しを入れる、空調の役割でした

施設のシンボルの中庭広場。モネの庭の睡蓮を株分けした池が。蔦がからまる壁面は、夜間にライトアップされます。ホテル棟のあたりまでくると、人通りが少なく静か。正門から施設を後に、白壁通り沿いにもレンガ塀が続きます。道中のおもちゃと骨董の博物館。屋根のオブジェが圧巻。このあたりから旧工場の壁面。レンガがイギリス積みに。ノコギリ屋根に合わせた箇所も見られます。通りを挟んだ向かいの家屋にも、壁面に立派な蔦が。入口のスロープ越しに、アイビー学館とメタセコイアを眺めたら、先ほどの西門に至る通りへ。レンガ造の工場から町家の風景へ戻ります。

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