山梨視察の2日目に訪れた芦川村は甲府盆地南寄り、標高700メートルほどの山間の狭い斜面に位置する山村だ。もとは駿河と甲斐を結ぶ街道が通っていて、ちょうど海の物資と山の物資の中継地として賑わったそうで、集落を歩くとかつて市が開かれた広場、立派な山門の寺、関所の跡など、当時の名残を随所にとどめている。兜造りの立派な民家や石垣で畦を固めた段々畑が見られ、秋のピーカンの青空のもと、ほんのり紅葉の山肌を眺めながら歩くのは、実に気持ちがいいものだ。
村の玄関口にある「おごっそう屋」は、村の野菜をはじめみそや漬物など加工品を扱う物産店で、ここを起点にボランティアガイドによる1時間ほどの村内散歩が行われている。その前にお茶をいただいたのだが、漬物やまんじゅうのうまいこと。草餅は村で春とれたヨモギをゆでて刻んで冷凍しておいたのを通年使っており、鮮やかな緑は天然の色。青臭い香りがプンプン漂い、田舎風に甘い餡によく合う。漬物は地元産の「鳴沢菜」を油で炒めたもので、野沢菜のように酸味と香りが立ってとまらない。こりゃ、ばあちゃんちの味だね。
ばあちゃんといえば、村内散策で出会うばあちゃんたちがみんなチャーミングなこと。縁側に呼ばれブドウをごちそうになったり、かやぶき民家の屋根裏を見せてくれたりと、旧知の感覚で接してくれるのが泣けてくる。名物や見どころにこれといったものがあるわけじゃないけど、素朴な日本の田舎風景がまんま残っているいいところだ。
村の玄関口にある「おごっそう屋」は、村の野菜をはじめみそや漬物など加工品を扱う物産店で、ここを起点にボランティアガイドによる1時間ほどの村内散歩が行われている。その前にお茶をいただいたのだが、漬物やまんじゅうのうまいこと。草餅は村で春とれたヨモギをゆでて刻んで冷凍しておいたのを通年使っており、鮮やかな緑は天然の色。青臭い香りがプンプン漂い、田舎風に甘い餡によく合う。漬物は地元産の「鳴沢菜」を油で炒めたもので、野沢菜のように酸味と香りが立ってとまらない。こりゃ、ばあちゃんちの味だね。
ばあちゃんといえば、村内散策で出会うばあちゃんたちがみんなチャーミングなこと。縁側に呼ばれブドウをごちそうになったり、かやぶき民家の屋根裏を見せてくれたりと、旧知の感覚で接してくれるのが泣けてくる。名物や見どころにこれといったものがあるわけじゃないけど、素朴な日本の田舎風景がまんま残っているいいところだ。
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