2006年、新年明けましておめでとうございます。昨年8月にスタートした当ブログもようやく半年。今年も全国各地の面白く楽しい「食」の話題をどんどん提供していくつもりですので、アクセスをはじめ色々な情報提供やご意見もよろしくお願いいたします。
また年賀状での宣伝を見て、初めてアクセスしていただいた私の知人の皆様、大変ごぶさたしております。ペンネームがややこしく? 私と分かりづらくてすみません(笑)。これは昨年来始めたブログで、趣味と仕事を兼ねて食べ歩いた全国各地のローカルフードや郷土料理、漁港を訪ね歩いて見つけた地魚料理や、普段の生活や仕事のからみで食べた東京や横浜など身近なうまいもの情報などを、読んで「なるほど!」と思えるうんちくや雑学満載で綴っております。気に入っていただければブックマークしていただき、時折遊びに来ていただけると幸いです。
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ということで2006年の書き込み第1弾は、正月らしくおせち料理の話題から。我が家は毎年、正月3ヶ日はそれぞれの実家でほとんど過ごすため、自宅用の正月料理はあまり用意する必要がない。今年は初めて、宅配のおせち料理というのを頼んでみた。といっても老舗料亭や有名ホテルの数万円するような豪華品ではなく、注文の窓口は庶民的に? 最寄りの生協である。
年の瀬押し迫った30日の午後、注文していたおせち料理が届いた。「小町」と名がついたセットで亀甲の朱塗りの重が3つ重なっており、ふたを開いてみると、中身は伊達巻やかまぼこ、黒豆にごまめ、数の子などがぎっしり詰められている。正月までのお楽しみ、といったんしまう前に、数の子にちょっと箸を伸ばすとコツン、とした固い感触。いずれの料理も、まだカチンカチンに凍結している。いわば「冷凍おせち」だが、一般的な冷凍食品とはちょっと異なる。製造元である「京菜美のむら」は、おせち料理をはじめ冷凍惣菜の宅配では業界屈指の評判で、ポリシーは「保存性よりも味が優先」。普通、冷凍した食品を解凍すると、通常は細胞が破壊され味が落ちるのだが、ここのは特殊な冷凍技術により解凍後も何と、調理直後の味と新鮮さが保たれるという。味付けのほうは京都伝統のスタイルで、能書きにある品々の紹介を眺めていると、正月が待ち遠しくなってしまう。
おいしく頂くには常温で15時間かけて自然解凍するのがポイントで、大晦日の夕方に忘れずに冷凍庫から取り出し、台所の片隅に置いて準備完了だ。元旦の朝に家族全員で明けましておめでとうございます、そしてさっそくいただきます。あれだけガチガチに凍っていたので、みんなに出す前に少し心配しながら様子を見たところ、しっかり解凍されていてひと安心。小豆がんもや高野豆腐は味が染みふっくらと柔らか、なますのイクラは瑞々しく、かまぼこもシコシコ、伊達巻もほんのりと甘い。解凍した食品ならではの水っぽさはなく、いずれも味はしっかり。数の子や田作りは朝から酒が進んでしまっていけない。4人家族用にしてはちょっと小さめだったか、3つ入りのものが結構多く、人気の品は残ったひとつを巡り、ふたりの子供たちの奪い合いの対象になっている。
ところで味のほうは西の味付けのせいか、煮物を中心に全体的にちょっと甘めな感じがする。家庭の味との差があるところは当然で、正月料理の続きは、朝ごはんを済ませてから伺う予定の自分の実家で、食べなれた味を存分に楽しむことにしよう。(2006年1月1日食記)
また年賀状での宣伝を見て、初めてアクセスしていただいた私の知人の皆様、大変ごぶさたしております。ペンネームがややこしく? 私と分かりづらくてすみません(笑)。これは昨年来始めたブログで、趣味と仕事を兼ねて食べ歩いた全国各地のローカルフードや郷土料理、漁港を訪ね歩いて見つけた地魚料理や、普段の生活や仕事のからみで食べた東京や横浜など身近なうまいもの情報などを、読んで「なるほど!」と思えるうんちくや雑学満載で綴っております。気に入っていただければブックマークしていただき、時折遊びに来ていただけると幸いです。
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ということで2006年の書き込み第1弾は、正月らしくおせち料理の話題から。我が家は毎年、正月3ヶ日はそれぞれの実家でほとんど過ごすため、自宅用の正月料理はあまり用意する必要がない。今年は初めて、宅配のおせち料理というのを頼んでみた。といっても老舗料亭や有名ホテルの数万円するような豪華品ではなく、注文の窓口は庶民的に? 最寄りの生協である。
年の瀬押し迫った30日の午後、注文していたおせち料理が届いた。「小町」と名がついたセットで亀甲の朱塗りの重が3つ重なっており、ふたを開いてみると、中身は伊達巻やかまぼこ、黒豆にごまめ、数の子などがぎっしり詰められている。正月までのお楽しみ、といったんしまう前に、数の子にちょっと箸を伸ばすとコツン、とした固い感触。いずれの料理も、まだカチンカチンに凍結している。いわば「冷凍おせち」だが、一般的な冷凍食品とはちょっと異なる。製造元である「京菜美のむら」は、おせち料理をはじめ冷凍惣菜の宅配では業界屈指の評判で、ポリシーは「保存性よりも味が優先」。普通、冷凍した食品を解凍すると、通常は細胞が破壊され味が落ちるのだが、ここのは特殊な冷凍技術により解凍後も何と、調理直後の味と新鮮さが保たれるという。味付けのほうは京都伝統のスタイルで、能書きにある品々の紹介を眺めていると、正月が待ち遠しくなってしまう。
おいしく頂くには常温で15時間かけて自然解凍するのがポイントで、大晦日の夕方に忘れずに冷凍庫から取り出し、台所の片隅に置いて準備完了だ。元旦の朝に家族全員で明けましておめでとうございます、そしてさっそくいただきます。あれだけガチガチに凍っていたので、みんなに出す前に少し心配しながら様子を見たところ、しっかり解凍されていてひと安心。小豆がんもや高野豆腐は味が染みふっくらと柔らか、なますのイクラは瑞々しく、かまぼこもシコシコ、伊達巻もほんのりと甘い。解凍した食品ならではの水っぽさはなく、いずれも味はしっかり。数の子や田作りは朝から酒が進んでしまっていけない。4人家族用にしてはちょっと小さめだったか、3つ入りのものが結構多く、人気の品は残ったひとつを巡り、ふたりの子供たちの奪い合いの対象になっている。
ところで味のほうは西の味付けのせいか、煮物を中心に全体的にちょっと甘めな感じがする。家庭の味との差があるところは当然で、正月料理の続きは、朝ごはんを済ませてから伺う予定の自分の実家で、食べなれた味を存分に楽しむことにしよう。(2006年1月1日食記)
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