ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

青森てくてくさんぽ2

2020年10月31日 | てくてくさんぽ・取材紀行
アウガの東側の出口を出て、中央古川通りを進みます。沿道は市場の風情が続き、リンゴの品揃えが豊富なのはさすが。ニンニクも青森産はブランド物で、果物は素朴な木箱販売。古川市場・青森魚菜センターは青森市民の台所、古川市場の一棟の市場で、地元で水揚げの鮮魚や、近隣の農産品が集まります。鮮魚店の店頭を覗いてみると、生簀には大ぶりのカレイやヒラメ。スチロール箱もズラリ。吸盤の大きさが500円玉ほどあるミズダコも、元気に動いてます。

市場名物の「のっけ丼」は、市場内の店舗で好みの魚介などを少しずつ丼にのせてもらう丼。東北新幹線が新青森まで開通した平成22年に始まり、同スタイルが全国の市場へ普及したきっかけとされています。開始時間は7時で、チケットは150円券5枚か10枚綴り。ご飯が盛られた丼を手に、タネをのせるごとにチケットを出す仕組みです。タネ1種で、チケット1〜2枚が中心。できあがったら、フリースペースのテーブルでいただけます。

5枚のチケットを利用、まずは1枚使ってご飯をもらい、残る4枚で、地元の名物ローカル魚介を狙います。ホタテは陸奥湾産で、貝柱が太く丸々と分厚く、ヒモつきなのが嬉しいおまけ。本マグロの赤身は、チケット1枚で2切れ。イクラの醤油漬けをのせると、グッと海鮮丼らしく。栄養のバランスとボリュームを出そうとのせた名物のイカの飯寿司は、キャベツがたっぷりです。チケット5枚の海鮮丼は、色合いもきれいにまとまりました。マグロの赤身は瑞々しく、シャッキリした歯応え。6〜7月が旬のホタテは、貝柱の甘みが濃厚。米で漬け込んだ飯寿司は、程よい酸味がイカの旨みを引き立てます。別売りの味噌汁は、下北半島のふのりのぬめりが体によさそう。市場の一角でいただくご飯、オリジナルなのも味のうちです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿