ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…杉田 『飛龍』の、サンマーメン

2014年11月05日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
神奈川県あるあるで、ローカル麺として話題になるサンマーメン。名前からとあるビジュアルがイメージされるだろうが、ニシンそばのサンマ版ではない。漢字で書くと「生馬麺」、生はしゃっきりした、馬は載せるの意で、シャキシャキの具材のせの中華麺である。

かながわサンマーメンの会のサイトによると、発祥は中区の中華料理屋のまかないで、当初は肉ともやしのあんかけそばだったという。現在のは、栄養価の高い五色に基づいた野菜類をのせているのが特徴で、白は白菜、黒はキクラゲ、赤はニンジン、黄はタケノコ、緑は葉物。トロリとしたあんと、これらシャキシャキの野菜たちの、食感のコントラストが味の真骨頂である。

地元の商店街の中華料理屋でも、チャーシュー麺やワンタン麺などと並び、サンマーメンはごく普通に品書きに名を連ねる。ビタミンたっぷりの野菜をザクザク、トロトロのあんにからめた麺をドゥルドゥル。そして、あんで封じられ最後まで熱々のスープをズゾッとすすり。ハマの普段使いのローカル麺は、流行りの風邪など一発で吹っ飛ばす、お安く栄養満点の逸品だ。

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