ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

名古屋てくてくさんぽ6

2021年03月27日 | てくてくさんぽ・取材紀行
明道町菓子問屋街は江戸期に下級武士が内職で菓子作りをしていたのが起源で、2000年までは中京菓子玩具卸市場があった。そのまわりに駄菓子やおもちゃの問屋が集まり、往時の名残をとどめている。沿道には懐かしい駄菓子をはじめ、珍味、包装用品、くじ、おもちゃ、文具、花火などを扱う店がズラリ。どの店も小売もやっているから、文字通り駄菓子の夢の大人買いも可能だ。

中心的な店舗の「たつや」の店頭には、大箱のクッピーラムネに数十本売りの麩菓子、うまい棒30本入りセットが味別に山積みされた一角、コンソメパンチやわさビーフのでかすぎるビックバック、プラケース売りのしいかやカツなど、眺めるだけでもワクワクもの。スケールはでかいものの単価が数十円なので、ひとロット買っても1000円いかないのがほのぼのしてる。子供の会合の景品とあるほか、祝い用袋菓子とあるのは、豪勢で名高い名古屋の嫁入りで屋根から撒く「嫁菓子」のこと。袋詰めのセットを受注して用意するそうで、撒くのは今ではあまり見られなくなったが、縁起物としての贈答品とされてはいるらしい。

通りを渡ると子供向け玩具に包装品問屋が並び、問屋街の氏神だった隅田神社を抜けると文具の松栄堂。小売もしますの看板に惹かれ、中を覗くと筆記用具に帳面に定規類などがあるわあるわ。ジャポニカ学習帳も、人気の花表紙のがカラフル。ボールペンやキャンパスノートを衝動買いして、先へ向かいましょう。

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