ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

小諸てくてくさんぽ8

2016年12月08日 | てくてくさんぽ・取材紀行
中棚荘主催の小諸視察、昨日の北国街道散策の際に街づくり関連の話で出てきた、小諸城跡懐古園を訪れた。武田信玄が東信濃を治めるための拠点とし、江戸期に仙石秀久が本格的に改修して現在の城郭が形成された。浅間山の火山地形による侵食谷を堀とし、千曲川側も断崖となった、まさに天然の要害。その立地から「真田丸」の上田城攻めの際、徳川秀忠が二の丸に本陣をはった所以もある。

北国街道の際にも説明したが、小諸城は「穴城」という独特の様式で、市街の大手門から本丸へ向かって下っていくようになっている。攻めづらさはもちろん、市街地より城が低いのも珍しい立地で、藩民が殿様を見下ろして暮らしているという訳だ。

四ノ門をくぐると、右手に落とした穴太衆の手による「野面積み」の石垣が高くそびえる。登ったところが二ノ丸で、ここに徳川秀忠が陣を敷いた。上に登ると浅間山を一望でき、遥か上田城も見えたとか。ここを拠点に秀忠は二度真田を攻めたものの、二度とも撤退することになる。

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