築地で朝ごはんを食べ歩いている割には、あまり魚料理を食べてないことに気づき、これからは海鮮丼や寿司をもっと攻めようと一念発起。ところが昨日はあいにく休市日にあたってしまい、いきなり出鼻をくじかれた。仕切り直しの今日はいつもの新大橋通り商店街から奥へ、波除通り方面へと足を向けてみる。海幸橋門の方へ近づくと場外市場の中心から外れていくため、人通りが次第に少なくなってきた。そんな中、場外市場の店にしてはやや新しい店構えの店を発見。「どんぶりの丼」との店名が気になって近づいてみると、名の通り海鮮丼の店のようである。マグロ丼をはじめ、店頭にさまざまな丼もののメニューが掲げられ、どれもほかの店に比べかなりリーズナブルだ。
お目当ての魚料理にありつけそうなので店内へと入ってみると、中はカウンターのみでほかに客の姿はなく、店員もひとりだけ。どことなく丼やうどん屋のチェーン店っぽい雰囲気で、築地では珍しく食券式なのもその印象を強くする。それもそのはずで、この店は場外にも数軒店を出している寿司のチェーン店「すし鮮」系列の、海鮮丼の専門店。仕入先は築地のみならず、全国の魚どころからも直送した食材を使っているため、様々な魚介を組み合わせた10種類以上の丼メニューが揃っている。魚介だけでなく米にもこだわり、低農薬有機栽培のコシヒカリを使用。海鮮丼なのに500円程度からという値段の安さだけでなく、ボリュームもかなりのもので、どの丼も刺身でごはんが見えないほどだ。チェーンの特性を生かし、たくさんの店舗の分の食材をまとめて仕入れるから、メニューの種類が豊富かつ値段が安いのかもしれない。
ネタの中でもマグロが店の自慢だけあり、看板メニューの鉄火丼にひかれたが、今日はシンプルさよりも豊富なバラエティをとり、北海丼を注文することにした。スモークサーモンをメインに、筋子、ホタテ、ミズダコ、カニがのり、厚焼きとキュウリ付き。色々な味が楽しめるお得感がうれしく、ミズダコはゆでてあるのにしゃっきりと澄んだ味わい、ホタテはトロリと甘みが強い。刺身がたっぷりのっているので、ごはんをそっちのけでついつい刺身ばかりつまんでしまう。やや多めに残ったご飯のおかずには、筋子がありがたい。塩辛めのためどんどんご飯がすすむのはいいが、最後にはみそ汁がほしくなってしまう。そういえばなぜか、場外の食堂の丼にはみそ汁など汁物はつかないことが多いようだ。
勘定を済ませて通りをさらにぶらぶら歩くと、海幸橋の前を通りかかった。ここを渡れば、その先は築地場内市場。築地で朝ごはんを食べ歩きはじめてそろそろひと月。未知なる味どころ満載のこのエリアに、そろそろチャレンジしてみてもいいかもしれない。(2004年6月10日食記)
お目当ての魚料理にありつけそうなので店内へと入ってみると、中はカウンターのみでほかに客の姿はなく、店員もひとりだけ。どことなく丼やうどん屋のチェーン店っぽい雰囲気で、築地では珍しく食券式なのもその印象を強くする。それもそのはずで、この店は場外にも数軒店を出している寿司のチェーン店「すし鮮」系列の、海鮮丼の専門店。仕入先は築地のみならず、全国の魚どころからも直送した食材を使っているため、様々な魚介を組み合わせた10種類以上の丼メニューが揃っている。魚介だけでなく米にもこだわり、低農薬有機栽培のコシヒカリを使用。海鮮丼なのに500円程度からという値段の安さだけでなく、ボリュームもかなりのもので、どの丼も刺身でごはんが見えないほどだ。チェーンの特性を生かし、たくさんの店舗の分の食材をまとめて仕入れるから、メニューの種類が豊富かつ値段が安いのかもしれない。
ネタの中でもマグロが店の自慢だけあり、看板メニューの鉄火丼にひかれたが、今日はシンプルさよりも豊富なバラエティをとり、北海丼を注文することにした。スモークサーモンをメインに、筋子、ホタテ、ミズダコ、カニがのり、厚焼きとキュウリ付き。色々な味が楽しめるお得感がうれしく、ミズダコはゆでてあるのにしゃっきりと澄んだ味わい、ホタテはトロリと甘みが強い。刺身がたっぷりのっているので、ごはんをそっちのけでついつい刺身ばかりつまんでしまう。やや多めに残ったご飯のおかずには、筋子がありがたい。塩辛めのためどんどんご飯がすすむのはいいが、最後にはみそ汁がほしくなってしまう。そういえばなぜか、場外の食堂の丼にはみそ汁など汁物はつかないことが多いようだ。
勘定を済ませて通りをさらにぶらぶら歩くと、海幸橋の前を通りかかった。ここを渡れば、その先は築地場内市場。築地で朝ごはんを食べ歩きはじめてそろそろひと月。未知なる味どころ満載のこのエリアに、そろそろチャレンジしてみてもいいかもしれない。(2004年6月10日食記)
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