ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

日進舘@万座温泉

2019年12月16日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
今回の万座温泉訪問でも、こちらのお世話になった。湯畑に面し増築を繰り返したダンジョンさも、もう慣れたもの。新館の「湯房」に泊まり、湯小屋風の「万天の湯」に入り、「まごはやさしい」がキーワードの健康夕食をいただき、年末のよい体調リカバリになった。

明日も、朝からしっかり歩きましょう。

万座ハイクてくてくさんぽ7

2019年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
万座プリンスに近い牛池は、牛が沈むほど深いなどの由緒からその名がついた。万座道路沿いにありアクセスしやすいが、見事に結氷していて周辺散策は池を渡る木道の手前で引き返した。木道は合間に隙間があり、牛ならぬ人がこの寒空に沈んでは洒落にならない。

かなり日が傾いており、木々の間から射す夕方の日差しが、凍った湖面にも映りこの時期ならではの光の風景を作り出していた。湿原もある森の中の遊歩道「かたらいのみち」は、雪が溶けてからまた歩きに来よう。

これで散策はコンプリート、あとは温泉でゆっくりしましょう。

万座ハイクてくてくさんぽ6

2019年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
湯畑からやや降りて、万座温泉の入口である万座しぜん情報館があるあたりへやってきた。情報館では先ほどの熊四郎遊歩道付近の全貌がわかる地図が展示され、改めてかなり高所まで登ったのを実感。建物のやや奥にも源泉があり、丘の上から蒸気を吹き上げていることから「空吹」と呼ばれている。硫黄で黄色や青色じみた山腹の上に、寒いせいかかなりの勢いで湯気を上げており、火山の地らしい大地の躍動が垣間見られる。

15時をやや過ぎたぐらいなのに、もう日が傾いている。あと1箇所寄って、ハイクは終わりにしましょう。

万座ハイクてくてくさんぽ5

2019年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
熊四郎遊歩道の万座川対岸側へは、いったん入り口の湯畑に戻ってクルマで回り込み、旅館湯の花館の駐車場から入っていく。左手直下にはもうもうと湯気を上げる湯畑が見下ろせ、荒涼とした斜面を階段で登ると、展望台の東屋に出くわした。展望は360度開け、ぐるり硫気で傷んだ白っぽい地に囲まれる様は、どこか殺伐とした最果て感がある。

正面にはさっき登った熊四郎山が屹立し、山腹はクマザサから松、さらにこちらにも荒れ崩れた様が露わになった箇所が目立つ。山麓には転げ落ちる寸前の大岩に、一本だけそびえる杉の木が。万座川方面に目をやると、熊四郎岩窟の穴がちょうど正面に鳥居越しに見えた。雪がなければ谷へ下り、木橋で万座川を渡って洞窟の前へ出ることもでき、薬師堂下の遊歩道入り口からループで歩くこともできそうだ。

東屋の展望台から奥へは山腹に沿い、開けた展望の遊歩道が続く。硫気に負けず自生する松林を経て、万座川へ下って九十九を登れば熊四郎山見晴台手前の道へ合流するのだが、災害で途中が崩れ閉鎖されており来春に再開の予定とか。熊四郎山見晴台まで高低差がかなりあり、健脚向きのコースか。

これで熊四郎遊歩道は全貌が分かり、散策は終了。前回訪れたほかの見どころも、足を運んでみましょう。

万座ハイクてくてくさんぽ4

2019年12月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
熊四郎山見晴台への道は、壁面をそのまま石段で登っているような急さ。見晴台の手前は左右に遮るものがない吹きさらしの箇所があり、強風で煽られたら谷底に落ちそうな怖さがある。ところどころに雪も残り、一歩一歩着実に、慎重に進んでいく。

熊四郎山見晴台は大岩のたもとの小さなスペースで、遊歩道はここで行き止まりになっている。ちょっと怖々見下ろすと、万座川沿いに歩いてきた道が全部一望できた。標高はおよそ1840m、日進舘もずいぶん下の方に見え、かなり高所にきたことが実感できる。湯上りさんぽにしては、ここまで来るのはさすがにハードだが、万座温泉に泊まったらぜひ見てみたい眺めである。

急な登りは帰りの方がおっこちそうで怖く、ぎりぎりに行くまで下り道が見えてこない急なところも。そろりそろり下ったら万座川の対岸へも足をのばしておきましょう。