日曜の「野毛呑み」、選択肢が少ないかと思ったら、気になる店は割とやっており賑わいが程よいのが、ぶらりさんぽに向いている。らしい店を求めて暖簾をくぐった「大黒屋」、行灯看板の構えから品書きズラリの内観から、これぞ酒場らしい面持ちがよい。
突き出しの味噌キュウリからして作り込んだ感があり、4点盛りはクキクキで甘いイカ、埋めながら脂モッタリのカンパチ、舌にさらりと柔らかなマグロと、役者が揃った満足度。キモが和えてある塩辛、ホッキの潮の香りが心地よい酢の物と、海鮮系のアテはビールから升受けの冷酒へと誘ってくれる。
体が温まるものに切り替えた後半は、看板にもあった天ぷらから。エビ、キスに野菜数種とバランスがよく、アツアツのを頬張ればいずれも素材のうまさがしっかり出た、絶妙な揚げ加減がいい。ひとつ100円からオーダーできる、まさに店の看板メニューとのこと。煮込みはスジ多めで、コラーゲンもバッチリと補填だ。
個性派ぞろいの野毛の呑み処の中で、スタンダードながら気軽に入れ、店内に広がるは思い描いた通りの世界観。「ザ・居酒屋」を体感したいならとりあえずな店で、日曜の野毛クルーズにありがたい一軒である。
突き出しの味噌キュウリからして作り込んだ感があり、4点盛りはクキクキで甘いイカ、埋めながら脂モッタリのカンパチ、舌にさらりと柔らかなマグロと、役者が揃った満足度。キモが和えてある塩辛、ホッキの潮の香りが心地よい酢の物と、海鮮系のアテはビールから升受けの冷酒へと誘ってくれる。
体が温まるものに切り替えた後半は、看板にもあった天ぷらから。エビ、キスに野菜数種とバランスがよく、アツアツのを頬張ればいずれも素材のうまさがしっかり出た、絶妙な揚げ加減がいい。ひとつ100円からオーダーできる、まさに店の看板メニューとのこと。煮込みはスジ多めで、コラーゲンもバッチリと補填だ。
個性派ぞろいの野毛の呑み処の中で、スタンダードながら気軽に入れ、店内に広がるは思い描いた通りの世界観。「ザ・居酒屋」を体感したいならとりあえずな店で、日曜の野毛クルーズにありがたい一軒である。