ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

みなとみらいてくてくさんぽ

2018年10月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
横浜のおさんぽガイドで、みなとみらい地区を案内して歩いた。テーマは「造船所」。かつてこの地には三菱重工横浜造船所があり、みなとみらい地区はその跡地に加え、周辺の海を埋め立てた土地に作られた。そこで造船所の名残や敷地だったところをめぐり、当時を思い起こしてみるのが狙いである。

往時の姿をそのままとどめているのが、2つのドック(船渠)だ。一号船渠は今は帆船日本丸が係留されているメモリアルパーク、二号船渠はランドマークタワーに併設のイベントスペース・ドックヤードガーデン。ランドマークタワーはかつて機械工場があった場所で、3階のロビーから両ドックを見下ろせば、事業所から工程を確認しているような気分に。周辺には動力源だったコンプレッサー、船の係留ロープの巻上げ機などがモニュメントとして点在し、この地が造船所だったことをより色濃くしている。

当時、造船所の敷地はランドマークプラザあたりまでで、その先のクイーンズスクエアやパシフィコ横浜は海だった。なので両船渠を見た後は造船所の「陸部の外れ」をたどりながら、その範囲を追ってみた。横浜美術館とマークイズ付近は、船体を造る「船台」が5つ並んでいた、造船作業の中枢。中でも4号船台は氷川丸が建造されたところで、「氷川丸建造の地」の案内板も立つ。三菱重工横浜ビルはかつての事業所街の中ほどに位置し、造船所跡の碑があるのはさすが、関連会社。

みなとみらいはショッピングモールやレジャースポットが集まるエリアだが、産業観光として歩けば横浜を創成期から支えた造船業への理解が深まるはずだ。

佃島〜門仲てくてくさんぽ5

2018年10月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
佃島〜門仲てくてくさんぽ、門仲・深川不動は、成田山新勝寺の東京別院。成田山信仰のお不動様で、創建は明治14年と割と新しく、かつては隣接して池や庭園が整備されるなど、門仲界隈に広大な寺域を誇っていた。

正面に堂々と鎮座する旧本堂ほか、隣接する新本堂が梵字に埋め尽くされ異彩を放つ。参道の商店街では名物のきんつばを購入、辰巳小路の飲み屋街で早めの一献といきたかったが、日曜休で残念。もう少し、界隈を参拝してみましょうか。

佃島〜門仲てくてくさんぽ4

2018年10月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
佃島〜門仲てくてくさんぽ、月島から豊洲運河を渡り越中島へ行く途中、相生橋がかかる小島が気になり降り立ってみる。中の島という、運河の中央に位置する小島で、かつては月見など東京湾の景勝地だったという。潮入の池と石灯籠、眺望は帆船「明治丸」のマスト、停泊する屋形船など、今でも水辺の風景の眺めが印象的だ。

橋を渡れば東京海洋大学で、キャンパスには帆船「明治丸」と記念館、天文施設のあった観測台といった、レトロな建物も。時間があれば、大学構内のさんぽも面白そうだ。

佃島〜門仲てくてくさんぽ3

2018年10月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
佃島〜門仲てくてくさんぽ、以前講座でも来た住吉大社は、海運や水難の守り神。以前来た際に見落としていたが、水盤舎の欄間の彫刻が漁業風景を見事に描いている。石川島灯台前で網を打つ様子、ザルを手に潮干狩り、帆立船で海産物を運ぶ様子云々。将軍家御用達の「セレブ漁師」だったことが彷彿とされる。

佃島〜門仲てくてくさんぽ2

2018年10月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
佃島〜門仲てくてくさんぽ、佃島に来たら佃煮を買って行かずにはいられない。3軒あるうちの「天安」は、塩加減が穏やか目で二種のザラメのバランスが絶妙。オススメの昆布と葉唐辛子を、みやげの飯友に購入。

おばちゃんに旬の素材を聞いてみたら、「イナゴ」とのこと。虫にも食味的旬があるとは⁈