暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

したぃせぃアイしゃ。

2008-12-09 | -2008
目覚めた時にはまだ眠ってる
あたしの大切なヒト・・・
お寝ぼうさんの彼の大腸にそっとキスをして
あたしは毎朝いってきますを囁くの
知ってるのかな?
彼はいつも眠ったふりをして

あのヒトのいない時間は
からっぽのぬけがらみたいなの
イケナイってわかってるけど
彼がいないと中身もうつろで
血液がぐるぐる回っちゃう
なんだかのぼせてしまいそうよ
あたしは絵空で彼を夢見るわ
おっきな目玉に噛みついて
怒られたならごめんなさいは言わないけれど
彼の髄液を奪ってしまうの

ただいまを言うのが待ち遠しくて
でもなんだかちょっぴりいつもコワイ
彼が腐る日はいつになるかな?
まだ遠い別れを想像したら・・・
泣いてしまったあたしの脂肪層をくすぐって
彼はバカだねって笑ってくれた
あたしはバカだからまた泣き出したわ
心の皮膚がやぶれてく
腐ったりしないって約束してくれたけど
どうしてかな?
いつか蛆まみれになってしまう
そんな気がするの・・・

ただいまからいってきますまでは二人の時間
あたしはまず彼の生肉をそっと抱きしめる
柔らかいけどまだ形を持ってる彼のふともも
くだらないって笑われたけど
皮膚はいつまで経っても宝物で
二人きりで過ごしてるのに
あたしは別れを予感してるわ
つめたい彼の胃の穴から
かわいいかわいい蛆の赤ちゃん
二人の空間を切り裂いたから・・・

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