膝までぬかるみに嵌った時、私はいつも、
きっと大丈夫だろうと高を括る。
時が過ぎれば嵐は過ぎると、見もせず勝手に見当付け、
眠り、沈み、
朝になれば腰まで深く沈んでいる。
正しい判断など博打のようなものだ、
私はなおも認めない。
もはや自力で排泄することもできない。
それでもなおも認めない。
嵐ならばあるいは待てば良かったろう、
賽を転がし天啓を待ち、
私はずぶずぶ沈むのだ。
胸を圧されて息も絶え絶え、
そこでようやく喘ぎ始める。
あの時早くもがいていれば、
あの時早く気付いていれば。
いつもそうだ、私はいつも
何とかどうにか抜け出しては、
性懲りもなく足をすべらせ、
いつしかもがくのも、疲れてしまった。
どうしてもっと早く、もっと前に。
体を動かすだけでもたいへんな労苦だ。
それでも、もがかなければ、
もがかなければ、
もがかなければ。
そうすれば。
きっと大丈夫だろうと高を括る。
時が過ぎれば嵐は過ぎると、見もせず勝手に見当付け、
眠り、沈み、
朝になれば腰まで深く沈んでいる。
正しい判断など博打のようなものだ、
私はなおも認めない。
もはや自力で排泄することもできない。
それでもなおも認めない。
嵐ならばあるいは待てば良かったろう、
賽を転がし天啓を待ち、
私はずぶずぶ沈むのだ。
胸を圧されて息も絶え絶え、
そこでようやく喘ぎ始める。
あの時早くもがいていれば、
あの時早く気付いていれば。
いつもそうだ、私はいつも
何とかどうにか抜け出しては、
性懲りもなく足をすべらせ、
いつしかもがくのも、疲れてしまった。
どうしてもっと早く、もっと前に。
体を動かすだけでもたいへんな労苦だ。
それでも、もがかなければ、
もがかなければ、
もがかなければ。
そうすれば。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます