眠りにつけば魔物が目覚め
わたしに子守歌を聴かせてくれた
残酷な童謡に夢を委ねて
わたしは魔物に抱かれしあわせな息をたてた
けれど魔物は死んでしまって
わたしの耳は寂しくなった
子守歌の反響だけでは
心地よくなんて眠れやしない
真っ暗でしあわせな夢を見て
寝汗をかいて飛び起きる
魔物はわたしを撫でてはくれない
わたしがおとなになってゆくから
最後の最後の悪あがきさえ
泡のように消えてしまう
忘れてしまいたくなんてない
けれど魔物の歌声は遠い記憶
わたしはもはやあの歌声を
なかったことにしはじめている
わたしに子守歌を聴かせてくれた
残酷な童謡に夢を委ねて
わたしは魔物に抱かれしあわせな息をたてた
けれど魔物は死んでしまって
わたしの耳は寂しくなった
子守歌の反響だけでは
心地よくなんて眠れやしない
真っ暗でしあわせな夢を見て
寝汗をかいて飛び起きる
魔物はわたしを撫でてはくれない
わたしがおとなになってゆくから
最後の最後の悪あがきさえ
泡のように消えてしまう
忘れてしまいたくなんてない
けれど魔物の歌声は遠い記憶
わたしはもはやあの歌声を
なかったことにしはじめている
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