今日は休暇を取りました。
べつだん用事があったわけではありません。
私の職場では、年間20日の有給休暇が与えられます。
そして、5日以上取得する義務があります。
これを破ると、人事担当部署からきついお叱りを受けることになります。
昨年までは、20日すべてを使い切っていましたが、4月に異動になり、激務ゆえ、休暇をあまり取得できませんでした。
そこで、ぽっかりと空いた急な案件の無い今日、お休みを取ったのです。
暇を持て余して、DVDを借りました。
「真夜中乙女戦争」という映画ですが、その魅力的なタイトルゆえ、パッケージを読まずに借りてしまいました。
内容は中二病的な大学生たちが、チーム常連という黒服で身を包んだ秘密結社を作り、クリスマスの夜に東京中に爆弾を仕掛けて破壊する物語です。
チーム常連の草創期からのメンバーの大学生が先輩の女子大生と淡い恋に落ちたり、白け切っていた大学生がチーム常連への参加でやる気を出したり、いくつかの魅力的なエピソードが語られますが、映画全体として、その物語は破綻しています。
哲学的で幼稚な会話や、思わせぶりなセリフが多用されますが、それらはいずれも陳腐なものです。
チーム常連のリーダーは醒め切っており、狂気を帯びて突き進むような、暗闘の物語ではなく、救いようのない幼くておろかな青年たちが描かれます。
脚本が悪いのだと思います。
この題材なら、もっと面白いものができたであろうにと思うと、残念でなりません。