ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

上がる

2022年10月23日 | 精神障害

 退院してから、少し上がっているようです。
 退院がよほど嬉しかったと見えます。
 しかし躁転というほどのことは無く、日曜日の夕方にしては調子が良いくらいでしょうか。

 思えばもう15年ほど前、私は長いうつ状態から醒めたのは良いのですが、その後激躁に見舞われるという悪夢に囚われました。
 躁状態の時は病識がなく、元気になった程度に思っていたのですが、大酒を喰らったり、徹夜で駄文を書き散らかしたして、今思えば異常でした。
 しかもその時の記憶がほとんどありません。

 激躁の激躁たる所以です。

 抗躁剤の投与で夢から醒め、深い後悔の念に襲われました。
 周辺の人々にずいぶん迷惑をかけたと思います。
 その反省にたって、抗躁剤は一生飲み続けたいと思っています。
 いつまた躁状態に陥って、愚行を繰り返すか分からないからです。

 私は高血圧で降圧剤を飲んでいます。
 これは当然一生飲み続けなければならい、基礎疾患の薬です。
 それと同様、抗躁剤、気持ちを落ち着かせる薬、抗不安薬などを飲み続けなけれならないのは、降圧剤を飲み続けるのと同じことです。

 しかし私は、もう一度、あの、神様にでなったような天然のアッパー系の麻薬をやったような躁状態を経験してみたい、という欲求もあります。
 それは覚せい剤に手を染めた人が、犯罪と知っていていて何度も続け、ついには身を亡ぼすのと似たような欲求かもしれません。

 医師は軽い躁状態よりも、軽いうつ状態のほうが健康的だと言います。
 その言葉は私を落胆させるに十分なものですが、私は病を得、それを克服して10年以上再発していないことを思えば、至極真っ当なことなのかもしれません。
 とにかく、処方された薬をきちんと飲み続けるより他ありません。
 難儀なことです。

 今朝は朝4時に起き、早起きは躁のサインでもあるのですが、これが続かなければどうということも無いと思っています。

 躁とうつを2週間くらいで繰り返す症状をラピッド型と呼ぶそうで、こうなってしまっては、まともに社会生活を送ることができません。
 ラピッド型でなくて本当に良かったと思います。


 要経過観察といったところでしょうか。 


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