ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

仕方ねえ、DAZNだ!

2019-02-23 09:47:29 | 世の中へ

 さぁ、いよいよJリーグ開幕だ。年々サッカーの深みにはまりつつあるなぁ。どこのチームを応援するってわけじゃないが、強いチームはもっともっと強くなって欲しいし、下位を争うクラブもガンバレって声援したくなる。リーグ全体のレベルが上がって、Jもヨーロッパの強豪リーグに並ぶようになるといいよなぁ、なんて、なんで俺が願いをいただかなくちゃならんのか?

 一つは、若い選手たちがどんどん海外に出て身一つで道を切り開いてるって事実、この逞しさ、ほんとすげえよなぁ、感心して涙がぽろりだ。最近じゃ、憧れのヨーロッパばかりか、アジアや中近東にもどんどん出て行っていて、新しい世界感を生み出しつつある。これ、ある意味、日本における歴史的出来事なのかもしれないなぁ。日本人にとって外国の意味が変わる、って。

 Jリーグで活躍する外国の選手もどんどん増えてる。ゴールキーパーなんて韓国人の独占市場って感じで、ああ、ここで君たち日韓の若者が一所に戦ってくれてれば、嫌韓ヘイトなんかに負けるこたぁないよ、嫌韓煽って政権維持するへぼな政治家なんてぶっ飛ばせ、って思いを込めつつ応援している。昨年のアジアチャンピオンリーグ準決勝、鹿島アントラーズのキーパー、クォン・スンテ、対戦する韓国チームサポーターの猛烈なブーイングをものともせず、味方を鼓舞し続けスーパーセーブを連発した姿なんぞ、今思い返しても涙があふれる。国籍なんて超越したところに感動がある。サッカーには、そんな偏狭なナショナリズムを越えていく力がある。あっ、もちろん、反対の圧力も小さくはないんだが。

 さて、その開幕戦、まさに外国人選手の揃い組だ。しかも超大物、世界でトップを走って来た三人、ビジャ、イニエスタ、ポドルスキ―が一つチームでプレーする。たった一試合、他に先駆けて前日金曜日に行われる、いわば、今年の顔見世初興行だ。ヴィッセル神戸が選ばれて当然だ。今年の一番の目玉だものな。対するはセッレッソ大阪、こちらは逆にFW杉本、MF山口と日本代表クラスが二人も抜けた。レベルの差、劣勢は隠しようもない。でも、セレッソのホーム、ってところが憎い。チーム力で劣るところは、圧倒的な応援でカバーさせようってことだろう。

 これは見なくっちゃよ、テレビ中継。どこでやるのかな?NHKBSか、民放地デジか、あるいは民放BS?ない?見逃してるのか。番組表を再度隅から隅まで見る。やはりない。なんかの間違いだろ、今年一番、しかも話題盛りだくさんの開幕戦、中継がないなんてあり得ない。テレビをつけて、録画機に接続し番組一覧を探す、が、やはりない。もしかして、一週間後か?なんてありっこない想像にまで至ったが、当然、今日、それも夜7時半のキックオフだ。

 そうか、わかった!DAZNの陰謀だ。スポーツ専用ネット配信サービスDAZNの独占中継なんだ。ついに魔手を伸ばしてきたか。札びら切ってJリーグの独占配信契約結んだからな。これは悔しいが仕方ない。DAZNが提供した契約金で、人気スター選手を数多く呼べてるわけでもあるから、まぁ、彼らとしちゃ、開幕戦くらい、独り占めさせてよ、ってでしゃばるのは当然だ。

 と、なると、選択肢は二つ。やせ我慢してスルーするか、堪えてDAZNの一か月無料視聴を申し込むか。数時間、あれこれ悩んだ末に、そうさ、無料期間だけ見て、途中解約すりゃいいんだ、気楽に利用させてもらおうじゃないか。無料視聴を、別のメールアカウント使って何度でもどうぞ、ってあけっぴろげで自信満々の姿勢にも後押しされた。

 氏名、メルアド、パスワード打ち込んで、簡単に手続き完了。

 さて、ジントニック片手に開幕戦楽しむか。と、思ったら、ちょくちょく画面か途切れる。ありゃありゃ、こりゃ、グーグルクロムのせいね。ブラウザをエッジに切り替えてぇ、ほれ解決。じっくりたっぷり、熱戦を楽しんだ。

 試合の方は、圧倒的にボール保持して攻めるヴィッセルを、格下?の選手たちが必死に抑え込み、最後はコーナーキックからの一発を決めてセレッソが快勝。ラスト20分など、名手たちは攻めあぐね、セレッソの選手の方が惜しい機会をたくさん作っていた。Jリーガーの意地を見せたって点で、これはこれで、見ごたえのある試合だったなぁ。

 なんて、試合結果なんて大したことじゃない。必要に迫られて、また一つ、新しい技術にもぐり込めたってことの方が一大事なのさ。これは、時代に対応してるってことなのか?それとも流されてるってことなのか?

 あっ、そうか、ネット配信利用したくらいで、騒ぐほどのことじゃないか。

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明かりの次は音だ!

2019-02-22 10:21:17 | 菜の花座

 菜の花座次回作品、『山椒大夫実記』、あっ、仮名だけど、思いの外、順調に書き進めてる。ほぼ、半分まで到達して、なお10日を残すって、凄いぜぇ。記録だね、なんてはしゃいでると、思いもかけぬところでこけたりぶつかったりして、気付けば締め切り直前!なんてことになるから、ここは気を引き締めて、着実に一歩一歩!

 この台本書こうと思った動機の一つ、なんだって安寿と厨子王ばっかり神仏のご加護があるんだよ、高貴な身分?ふざけんじゃねえよ、って正義感?妬み根性?大きいんだ。元本じゃさらりとスルーされてる、この特別待遇、放っとくわけにゃいかねえぜ、なんか、それなりの邪な理由がなけりゃな、神様見向いちゃくれねえさ、っていろいろ下司の勘ぐりを続けて、ようやっと、実話?にたどり着いた。

 詳しくは書かない、ネタバレになるからね。要するにファウストだ。メフィストとの密約だ。この邪悪な神との交感のシーンを昨日書いた。で、ト書きにゃ、やたら大音響とか、吹き荒れる弩風とか、天空から降り注ぐ呻きとか、交錯する光とか、おいおい、どうやって作るんだよ、そんなもの?!

 あ~あ、劇団新感線とか、スーパー歌舞伎だったら、こんなもんお茶の子さいさいだろうになぁ。菜の花座はなぁ・・・・。できんよなぁ、そんな仕掛け持ってないもん。せいぜいが、調光卓でフェーダー動かして点滅させるくらいしかできないもの。そう、だから、前に書いたLEDライトも必要なんだ。

 うん?買うって手があるんじゃない?音響だって。そうだ、サンプラーだよ。

 様々な音を取り込んで、エフェクトかけたりできるんだ。音出しも一発。音を重ねるのもなんなくできちまう。これまで動作の鈍いCDプレーヤーで苦労してたのが、嘘のような働き者だ。どうだい、これなら、吹き荒れる嵐でも、邪悪な神の声でも呻きでも、そこそこできるんじゃないか。もちろん、プロはこんなちゃちなもんでやってないだろうけど、菜の花座としちゃ画期的新兵器になるぜ。

 前回『ガード下★魔女は踊る』で、ヴォイスレコーダーで録った音に納得できず直前却下!なんて音響さんに惨いことしたが、このサンプラーに性能の良いマイク使ってエコーとかかければ、雰囲気出たのに、なんだって、その時気付かなかったんだろう。そう、それもこれも、音響・照明・舞台機材はホールの備え付けで我慢する、そんな思い込みに捕らわれていたからなんだ。

 なぁに、買えるものなら、持てるものなら、劇団が所有してちっとも構わない。芝居の方もミュージカルに足を踏み出したことだし、スタッフワークだって、軽く一段上がろうじゃないか。と、言っても、会計さんがうんと言うかどうかだがね。

 

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暖冬のお恵み!

2019-02-21 09:50:25 | 暮らし

 雪、少なくって幸せだったぜぇ、この冬。って言っちゃっていいよな。この先、どかっと大雪!なんてないない、もうすぐ3月だもの。

 ここらの人たち、みんな感じてること。今年は雪下ろしの回数少なくて、ほんと、助かったなぇ。そのお陰でもらった時間どんだけあっぺか?

 まず、家周りの除雪な。ここまで軽く3回のみ。いつもなら7~8回はするからねえ、これで4回分、所要時間1時間半を掛けて、6時間儲けっ!。車庫前の除雪。回数も手間も大幅に減って、省時間数にして5時間くらいか、ありがとさん。さらに、旧鶏舎、これも5回は下らないところ、わずかに2回!こっちは、いつもだと雪下ろしも加わるからね、時間にして8時間は節約だぜ。ほれ、今の様子なんて、つるっつるのつやっつや!だろ。

 軒下に雪の山脈ができてないってことがすげえよ。雪に重さで潰れる心配もなし、まず、あと一年は持つな、と安心させてくれた。

 こっちは田んぼ用のポンプ小屋。とうとうこの冬一度も雪下ろしすることなく終わりそうだ。いや、もう、絶対終わるな。このわずか2坪程度の屋根だが、この雪下ろしてのが、けっこう辛いものがあんのよ。屋根のトタンがザラザラにさび付いてから、積もった雪がまったく滑らない。だから、スコップでいちいち掬い取って投げてやらにゃならんのさ。暖かいお日様の下でできりゃいいんだが、大方は、積もりに積もって、ああっ!つぶれる、ってぎりぎりになって屋根に上るから、寒風吹きすさぶ日が多い。やったことのない人にゃ想像できんだろうが、スコップの木製柄がガチガチに凍り付くんだ。握った手の暖かさで融けた雪がすぐに凍り付くんだろう。10分もすれば、上出来の大根ほどの太さに膨れ上がる。ここを握って作業続けるのが、実に辛い。氷握りっぱなしってことだから。時間にすれば、1回30分ほどのことだが、労力と気苦労から考えると、この屋根の除雪から解放された幸せはかなり大きい。

 と、言うことで、ほぼ24時間、まるまる1日をもらえたってことだ。どんだけ嬉しいか!!!

 他にも毎日の薪運びやゴミ捨て煙突掃除、雪降りの少ないお陰でずいぶん楽をさせてもらった。旧鶏舎のとなりのハウスもこの通り。

 積雪30センチ強ってところかな。これなら、ハウスの利用再開までには自然と融けるだろう。なんか、まだ2月だって言うのに、春作業に追われる感じだぜ。うーん、そう早く春が来てもなぁ・・・って贅沢言ってんじゃねえよ。

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この冬のMVV?はネギに決定!

2019-02-20 10:26:40 | 暮らし

 冬場、野菜をどう長持ちさせるか、そこが大問題なんだぜ。いや、スーパーなんかで買って食ってる人はいいよ。こっちゃ、基本、自家産農産物で1年通して暮らす、ってことを信条にしてるからね、12月から3月いっぱい雪に埋もれた中で、どう食いつなぐか、死活問題ってわけよ。

 根雪直前に収穫した野菜たち、まず、白菜は新聞紙でくるみ、水分の蒸発を防いで保存。これはすでにずっとやっている。効果のほども確証済みだ。キャベツについては、根っこを付けたまま小屋に取り込み、ブルーシートをかけるって方法を数年試してみたが、刈り取って新聞紙包装と大して違わぬことがわかって、今年はこれで保存、残り2個、大いに役に立つ立った。

 人参は発泡スチロールの箱に入れれば大丈夫。大根は、紙袋に入れ極寒期には電源落とした米用冷蔵庫でいける。さて、ネギだぜ、問題は。

 数年前までは、旧鶏舎に埋けて保存していたんだが、なんせ、そこにたどり着くのが大変、雪を踏みしめ、落雪をどけての難行苦行。それと、埋けた地面の乾燥も足かせになっていた。そこで昨冬は、薪置き場の一部に埋けてみることにした。が、いくら雪囲いしてあるとは言え、外は外。舞い散る雪は降り込み、氷点下の夜間にはカチカチに凍ってこれまた、アイデア倒れ。さて、どうしたもんか?

 一昨年から、演劇部卒業生の農家青年からもらうようになったネギ苗、とっても優れもので、昨秋なんか、お蕎麦屋さんにまで上げて、なお大量に残った。さぁこの見事なネギを冬中通して食べるにはどうすりゃいいの?外は凍ってダメってわかったから、小屋に取り込む。でも、埋けなくてもいいのか?コンテナに土を敷き詰め、そこに根を突き刺すようにして保存、なんて方法はどうだろう。うーん、土って重いよなぁ、それと小屋、汚れるし。

 ええい、面倒だ。コンテナに突っ込んでそのまま保存してやれ。たくさん取り込んどきゃ、半分くらいは生き延びて役に立つだろう。コンテナ三つに満杯、直立させて、冬をやり過ごすことにした。これが、なんと!大成功。使いに使って、2月も半ばだっていうのに、生き生きと存在を主張している。

 時間とともに、周囲の皮は一枚一枚乾燥していくが、なんたってネギだろ、剝けども剝けども尽きるもんじゃない。それに、最高の出来で、1本がぶっといから、入り用になったら、数枚皮をひん剥けば、瑞々しいネギは現れる。

 いやぁぁぁ、こいつらにゃ助けられたねぇ。蕎麦にも雑煮にも味噌汁にも、贅沢に使い放題ってやつだ。以前にゃ、もったいなくて出来なかったネギ焼きとかネギ串カツなんかもお好み次第。この贅沢!今年のMVV、Most Valuable Vegetable、は、こいつらネギに決定だな。

 それにしてもだ、こんな簡単な方法で良かったなんて。これまで20年以上の試行錯誤はなんだったんだよ。さっさと手抜きを試してみりゃ良かった。なぁんてことが、世の中、けっこうあるんだろな。

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一人称が気にかかる!

2019-02-19 09:24:34 | 菜の花座

 最初に、4年ほど前シニアで上演した『とりかえばや モッカ13』の台本見てくれ。

 どこぞの宮廷のお話し。ひょんなことから男と女が入れ替わっちまうって、まぁ、たわいないドタバタ喜劇。期せずして女へと変身してしまった王子が、自分をどう表現するかで違和感を感じる場面だ。 

ブルマン  「わし」、違う!「僕」、違う違う!「それがし」、まるで違う!「我が輩」、ぜんぜん違う!「自分」、とことん違う!「俺」、まったく違う!「おいら」、徹頭徹尾違う!「あっし」、めっちゃ違う!「わだす」、訛るな違う!「おいどん」、どこの生まれなの違う!違う!違う!!

            納得できる一人称が見あたらず、頭を抱える王子。

トラジャ  「あたい」?

ブルマン  はっ!

トラジャ  「あちき」?

ブルマン  はっ、はっ!

トラジャ  「わらわ」?

ブルマン  はっ、はっ、はっ!

トラジャ  「私(わたくし)」、でいいのじゃありません?

ブルマン  私、私、私、・・・

 と、人称代名詞を探りつつ、女への変身を納得していく、という、けっこう面白いセリフのやりとりだ。今もけっこう気に入っている。

 日本語ってずいぶん、自分の表し方が多種多様にあるってことだよなぁ。この14の呼び名、今じゃ死語に近いものもあるが、すべてについて、微妙に発語する人物のバックグラウンドが異なっている。男、女の違いもあるし。まっ、繊細って言えば繊細だ。面倒って言えば実に面倒だ。

 もの書く立場としちゃ、一人称をどれで書くか?ってことにはかなり気を使う。今書いている台本は、「安寿と厨子王」のパロディだから、登場人物たちの自分表現も様々考えられるわけだ。僕はないにしても、わし、俺、私、わたくし、当方、それがし、わらわ、などなど、どれを選ぶか思案のしどころだ。この選び方一つで、その人間の氏素性や相手との関係性、その場の雰囲気だって見通せることになる。もちろん、二人称も間口が広く、あなた、あなた様、おまえ、あんた、てめえ、そなた、そち、おぬし、野郎、がき、うーん、こっちもなかなか手強い。途中で人称代名詞が変化して、台本を読んだ団員から、クレームつけられる、なんてことも少なくない。なんせ、登場人物の名前が変わってたりするくらい、適当で呑気だから仕方ない。と、言ってちゃいかんのだが。けっこう、気を使って書いてる証、って理解してほしいよなぁ。

 このブログだって苦しいだ。できるだけ、一人称を使わずにすり抜ける工夫するんだが、どうしてもなぁ、使わないわけにいかん場合も出て来るのさ。どれも使用頻度は低いが、私、僕、おいら、てめえ、なんかを使ってきた。が、どれもこう、しっくりこない。私、お高く止まってる感じだし、僕は、キザだ。おいらは、たけしの真似みたいで気が引ける。てめえ、は自己卑下がきついのでわざとらしい。と、どれもこれも使いづらいのだ。で、苦し紛れに、こっち、とか、当方、なんてので逃げたりもしている。

 だから、どうなの?って話しなんだが、もの書くってこんなところでも悩みつつ、迷いつつ書いてるってことを知っておいてくれよ、って、まっ、読む人にとっちゃどうでもいいことなんだがな。ちょっとした、愚痴ってことで、勘弁なってことで、今日もたくさん、一人称書き出したが、自分の表現としちゃ、いっさい一人称を使わずに凌ぎ切ったぜ。

 

 

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