浅田次郎の「終わらざる夏」を読み終えた感想の一つとして、8月21日戦闘が終結した時点のことが書き足らないように思っていると友に話すと、この本を紹介してくれた。
まずは友に御礼をしたい。先月、文庫本としても発刊されていた。
先日、ロシヤは、今年から9月2日を「対日戦勝記念日」とすると世界に向けて発表した。この日は米戦艦ミズーリ上で太平洋戦争の降伏文書に調印した日である。
日本が米英支ソ四国共同宣言を受託して実際に降伏を宣言したのは、8月15日であるのにだ。
米支ともに一部に15日後も戦闘はあったようだが、国として無理やりに戦争を続けたのは当時のソ連軍だけだ。なんと不条理なことか。国民性とは言わないが、国ということになれば別なのだろう。恐ろしい国だ。北朝鮮よりも恐ろしい。
とにかくこれほど怒りが収まらないものはない。民間人を含め、多くの日本人が大変な犠牲にあっているのだ。