blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

初めてのお店で

2012-04-01 21:28:05 | 日記
少しさかのぼって3月30日のことを書く。
平日の勤務が終わって、その日は魚津市内に流れて飲む予定であった。
仕事は棚卸の準備ということで残業にはならず、しかしお誘いをしてくれたM女史の出勤は21時ごろとのことだった。
これなら一度富山の自宅に戻ってもとは思ったのだが、勝手知ったる魚津に入れば何とか時間つぶしもできるだろうと考えた。
魚津市内で早めの夕食をとり、同じく市内のスーパー銭湯に行ってみた。
富山市の自宅近くに系列の店があり、会員証は共通だ。
富山と違ってお風呂が2階にあり、晴れた日の昼間なら景色もいいのだろうとは思った。

さて、それでも時間が余ったのでクルマの中で携帯でテレビを見るなどして過ごし、初めてであるW店まで行った。
21時の時点でも近辺にM女史はおらず電話をかけたら、もう30分ほど遅れるとのことでお店に入ってていいということだった。
お店は古いビルの中にあり、ベテランのママさんがいて、私の名前だけは伝わっていたらしくスンナリ入れた。
ママさんもサッパリした性格で話しやすく、たわいのない話をしているうちにM女史が現れた。

彼女はもともとJR魚津駅前の某店でママをやっていて、私はそのお店で大変楽しませてもらってきた。
やむを得ない事情によりそのお店は閉めなくてはならなくなり、彼女は昼職にプラスして今は「女の子」という立場で週2回W店に来ている。
向上心旺盛な彼女のことだから、いずれはまた自分の店を持つことを思い描いているだろうが、不本意なところはあっても今の環境をまずは大切にしていってほしい。
人としてのつながりが環境の変化があっても切れていかないことはありがたく、頻繁には無理でも、ふるさとである魚津での貴重な飲み場所としてまた顔を出せたらと思う。

常連さんに遠慮して最初は手を付けなかったカラオケも、やがていつもの調子を取り戻して楽しむことができた。
どこに行っても、同じ空間にいる人たちと一緒に楽しみたいという思いは変わらない。
自分が歌っている時、誰かが一緒に口ずさんでくれているのならそれもまた嬉しいし、知っているか好きな歌ならその逆ももちろんある。
残念ながらたった一人、「歌っている人間のジャマをするな」と言ってきた老人の男性がいたが、勝手にマイクを通したわけでもなくジャマをする気持ちなどサラサラなかった。
魚津市は海に近づくほど難しい人間が多くなるのだが、その中の一人ということであったろう。
歌がうまかったのは認めるが、自分に酔っているばかりでなく周りと一緒に楽しんだらという趣旨のことを言ったらその後は黙り込んでいた。
狭い世界で生きてきた漁師町の偏屈じいさんなど私の相手ではない。

月をまたいだ週末は飲み疲れもあって寝ているばかりだった。
年度が替わって明日以降は大変な状況も予想されるから、これでよかったと思う。
引き続き明るく前向きに日々を乗り越えていきたい。

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