毎週月曜は大口客対応のため物量が多い。
先週は祝日で、リーダー氏から社員のみで回るか実験したいなどと背伸びした要望があったため不参加とした。
聞くまでもないが、管理者自らが実務スキルに乏しいためにヘルプで参加した社員やその他のメンバーに多大な負担をかけるだけかけて相当バタバタした一日となったようだ。
繁忙期の真っただ中に見栄を張って変な実験をするから自分たちが大変になる。
本来、実験というのはもう少し仕事が落ち着いている時期に「繁忙期を想定」して行うのが通常で、わざわざブッツケ本番で実験することはない。
日頃、いかに最近はミスが多いとは言っても仕事を熟知したメンバー不在ではどうしようもないことを肌身で感じたとするなら実験の意味もあったというものだが。
さて、そのリーダー氏、今日は朝から表情が浮かない。
浮かないのはいつものこととはいえ、今日はより深刻そうである。
週末に何があったかは知らないが、体が痛んで動きづらいのだという。
もともと持病のようなものがあるとは聞いていたし、またぞろお出ましになったとしたならお気の毒なことではあるが、現場で働く以上「体が動かない=使い物にならない」というのも事実だ。
組織の建前から言っても、また本人の実務スキルから言っても、現場にいなくてはならないというほどではない、もっと言えば「いなくても回る」。
本人が現場に触らなくても、私ともう一人の社員さんでフォークリフトで現場を走り回って製品を取ってきて、チェックと梱包は週の初めだからシルバーさんを招いているのでお任せして、その流れで毎週何とかなっているし今日も何とかなった。
痛む体で少しでも手伝おうと無理をしたところで、まるでスピード感もないダラダラとした仕事にしかならず、本当に帰ればいいのにと思った。
どんな状態であれ現場の力になれないと分かったら私なら帰ると思うが、日頃から「俺がいないと」などと普通に口にする人に言ったところで素直に聞くはずはない。
そこで昼間に日頃はほとんど絡むことのないもう一つ上の位の方に「リーダーさん、体がしんどそうです」とお伝えした。
すると、わざわざ私たちがいる階に足を運ばれて本人に直接確認をしてくれたようである。
リーダー氏は上とケンカできるタイプでは毛頭ないので、上の人から言ってもらえば少しは思い直してくれるかもと考えた。
しかし本人は、その時は「つらかったら帰ります」と答えたようだが、結局ほぼほぼ現場には触れることがないまま定時までいた。
社員さんなのだから早退したところで給料は減らないし、何をそんなに見栄を張るのか不思議で仕方がない。
シルバーさんが来るのは週の前半だけで、週の後半は通常の3人態勢に戻る。
最近は、最初は口うるさくてイヤだったもう一人の社員さんと話すことが増えてきたのだが、孤独を恐れるリーダー氏は「1対2」の雰囲気を感じ取ってか、シルバーさんの中でも自分に精神的に全振りしてくれている一人を取り込もうと必死である。
今日の昼休憩はリーダー氏不在の場所でざっくばらんに話していたが、その間リーダー氏はそのシルバー氏にあろうことか「ここだけの話」的なことをベラベラとしゃべったようである。
そもそもあとひと月で会わなくなる人に外に出せない秘密めいた話をするなど尋常ではない。
他で言うなといくら言ったところで、仕事上の関係がなくなればそんな口約束は何の担保もされないし、逆にそれを利用されないとも限らない。
そんなことも分からず何でもかんでも話してしまうところに、氏の管理者としての脇の甘さと孤独への恐怖が透けて見える。
明日以降、急に氏の体が回復することは考えづらい。
現場で力になれないのにあくまでも無理をして踏ん張るならばまた上の方に報告しなければならない。
立場がどうあろうと仕事にならない体で職場にいられることほど迷惑なことはないからである。
先週は祝日で、リーダー氏から社員のみで回るか実験したいなどと背伸びした要望があったため不参加とした。
聞くまでもないが、管理者自らが実務スキルに乏しいためにヘルプで参加した社員やその他のメンバーに多大な負担をかけるだけかけて相当バタバタした一日となったようだ。
繁忙期の真っただ中に見栄を張って変な実験をするから自分たちが大変になる。
本来、実験というのはもう少し仕事が落ち着いている時期に「繁忙期を想定」して行うのが通常で、わざわざブッツケ本番で実験することはない。
日頃、いかに最近はミスが多いとは言っても仕事を熟知したメンバー不在ではどうしようもないことを肌身で感じたとするなら実験の意味もあったというものだが。
さて、そのリーダー氏、今日は朝から表情が浮かない。
浮かないのはいつものこととはいえ、今日はより深刻そうである。
週末に何があったかは知らないが、体が痛んで動きづらいのだという。
もともと持病のようなものがあるとは聞いていたし、またぞろお出ましになったとしたならお気の毒なことではあるが、現場で働く以上「体が動かない=使い物にならない」というのも事実だ。
組織の建前から言っても、また本人の実務スキルから言っても、現場にいなくてはならないというほどではない、もっと言えば「いなくても回る」。
本人が現場に触らなくても、私ともう一人の社員さんでフォークリフトで現場を走り回って製品を取ってきて、チェックと梱包は週の初めだからシルバーさんを招いているのでお任せして、その流れで毎週何とかなっているし今日も何とかなった。
痛む体で少しでも手伝おうと無理をしたところで、まるでスピード感もないダラダラとした仕事にしかならず、本当に帰ればいいのにと思った。
どんな状態であれ現場の力になれないと分かったら私なら帰ると思うが、日頃から「俺がいないと」などと普通に口にする人に言ったところで素直に聞くはずはない。
そこで昼間に日頃はほとんど絡むことのないもう一つ上の位の方に「リーダーさん、体がしんどそうです」とお伝えした。
すると、わざわざ私たちがいる階に足を運ばれて本人に直接確認をしてくれたようである。
リーダー氏は上とケンカできるタイプでは毛頭ないので、上の人から言ってもらえば少しは思い直してくれるかもと考えた。
しかし本人は、その時は「つらかったら帰ります」と答えたようだが、結局ほぼほぼ現場には触れることがないまま定時までいた。
社員さんなのだから早退したところで給料は減らないし、何をそんなに見栄を張るのか不思議で仕方がない。
シルバーさんが来るのは週の前半だけで、週の後半は通常の3人態勢に戻る。
最近は、最初は口うるさくてイヤだったもう一人の社員さんと話すことが増えてきたのだが、孤独を恐れるリーダー氏は「1対2」の雰囲気を感じ取ってか、シルバーさんの中でも自分に精神的に全振りしてくれている一人を取り込もうと必死である。
今日の昼休憩はリーダー氏不在の場所でざっくばらんに話していたが、その間リーダー氏はそのシルバー氏にあろうことか「ここだけの話」的なことをベラベラとしゃべったようである。
そもそもあとひと月で会わなくなる人に外に出せない秘密めいた話をするなど尋常ではない。
他で言うなといくら言ったところで、仕事上の関係がなくなればそんな口約束は何の担保もされないし、逆にそれを利用されないとも限らない。
そんなことも分からず何でもかんでも話してしまうところに、氏の管理者としての脇の甘さと孤独への恐怖が透けて見える。
明日以降、急に氏の体が回復することは考えづらい。
現場で力になれないのにあくまでも無理をして踏ん張るならばまた上の方に報告しなければならない。
立場がどうあろうと仕事にならない体で職場にいられることほど迷惑なことはないからである。