blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

続・意味不明

2022-07-20 21:40:03 | 日記
3連休の最終日である月曜は、自宅近くの風景や鳥さんたちを撮影するなど気ままに過ごした。
祝日ではあっても月曜は大口客への対応のため出勤が既定路線とはなっているが、今回は初めて休みにした。
経緯については前回の記事にも書いた通りで、同じ部署の異なる現場で片やお願いして休ませる一方、私のいる現場は私が欠けることをみじんも想定していないというお粗末で不公平な管理のため行く気が失せたのである。

リーダー氏が言うところの「社員だけで週で最も多忙な月曜を回せるか実験したい」という話はそもそもがウソで、実際はここのところミスが連続している別現場のメンバーを一日でも排除することが目的であった。
本当に実験したいなら私にもその話は来ないといけないところ何もなかったことからもそれは分かる。
もともとがウソが出発点の話に納得できるほど私もお人よしではない。
ただ、全員がウソだと知っているわけではないので、以下はあくまでも「実験」が本当のこととして書き進める。

全員集合となる火曜日にはリーダー氏から月曜日の話があったが、しんどかったしんどかったとまるで恨み節のような話しか出てこなかった。
自分の勝手でメンバーを休ませておいて負担が負担がと言われてもこちらからすれば知ったことではない。
いくら社員総出でヘルプを受けるといってもヘルプに来る人は毎日やる仕事でもなくスピードを求めるのは酷だから、やはり日頃慣れている人間がいないと相当きついというのは身に染みて分かったはずである。
月曜がうまくいかなかったのは自らの実務能力が低いことが全てだとは思ってもいないのだろう。

その意味でも管理者として今回の事例は明らかな判断ミスなのだが、なぜかリーダー氏はそれを認めない。
素直に「社員だけではどうにも回らなかった、実験なんて調子のいいことを言ってスミマセンでした、やはり皆さんの力が必要です、お盆期間には大変無理を言いますが出勤をお願いすることになりますのでよろしくお願いします」となるのが普通である。
そこを単に「お盆も大口あるんで、しんどかったんで、やっぱり出てきてください、また近い日付になったらお願いしますんで」などというのでは誠意のかけらも感じられない。
会社の教育もあるのかもしれないが、所詮派遣ふぜい非正規ふぜいなどと思っているから頭を下げられないのであろう。

こういった薄っぺらい人物が管理者をしているとは何ともお寒い限りである。
ひとたび現場でミスが起きれば、当事者のいないところでは言葉の限りに腐す一方、当事者本人には厳しく当たることができないどころか雑談でもしているような感じにしかならない。
こういう極端な二面性がある人物が管理者をやることは本来危険である。
卓越したコミュニケーション力(=口八丁)で何とかごまかすにも限度があるというものだ。

リーダー氏は、はやりの本ではないが「嫌われる勇気」が持てないのだと思う。
なぜ持てないかは、自分がこと作業という面では能力に欠けていて自信がないからである。
自信がないからどんなに厳しくいこうと思っても最後の最後には当事者に媚びてしまう。
媚びてしまうから結局はナメられて状況は改善しない。

わが社に限らず、社員は管理、非正規が実労働という明確なすみ分けができてしまっているところは残念ながら多いと思われる。
小売りの店舗あたりが分かりやすいが、社員の店長が何店舗も掛け持ちして管理だけをやり、
店舗の品出しやレジなどの実作業はパートか派遣がやるという感じだ。
こういう形は効率はいいが、せっかくの社員が「その会社でしか通じない人間」になる危険は考慮されていない。
下積みというか、基本を教わる時間を省いて作業は人任せにすることだけを覚えてしまったら、仮に何かの事情でその会社から別に変わらなくてはいけなくなった時に本当に困るだろう。
株主優先、利益利益で人間を育てる余裕を失っている企業がほとんどになっているのは嘆かわしいことだ。
実務のできない管理者が国じゅうにあふれ、結果的に我が国の国としての底力が落ちているのは致し方ないところなのかもしれない。

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