blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

フォークリフトに乗りたい!PART3

2021-12-08 19:43:15 | 日記
※見出し画像はデンカ青海工場(新潟県糸魚川市)。

このテーマでは過去に2回投稿している(はず)なので、今日の投稿はPART3とする。

フォークリフトに乗りたい!と言っても、今の職場では乗らないと成り立たないし、乗りたくなくても乗らなければいけない立ち位置にある。
ただ、乗りたいという気持ちがわずかでもなければ、日々はたぶん面白くないし、少しずつでも上手になっていくこともないだろうとは思う。

私が初めてフォークリフトに触れたのは、2010年の夏ごろであった。
その時はまだ免許は持っておらず、しかし社内で使うリフトは荷重1トン未満の立ち乗り式で、特に免許を必要としない規格のものだった。
当時の会社内での仕事としては成り立つから無理に免許を取らなくてもとも考えたのだが、数年後に免許を取得済みの当時20代の男性が入社してきた。
毎日のようにリフトに乗って仕事をこなしてはいたが、若い社員さんに形だけでも追い付いておこうかと思い講習を申し込んで、めでたく2014年の3月に技能講習修了証なるものをいただいた。
クルマのように更新手続きもないし、資格を所有していることでその会社を去った後も面接の武器にはなったので、取っておいてよかったということは確実に言える。

当然ながら着座式のリフトを動かせる前提で免許は与えられているものの、今の配属先はたまたま室内であったため、より慣れている立ち乗り式が与えられたことは、仕事に慣れていく上でも幸運であったと思う。
ただ、取り扱い商品が大ぶりなためか、一般的な110cm×110cmよりはかなり大きなパレットを扱うこと、またかなりの高さでの操作などは今までに経験がなかったため最初のうちは戸惑いや恐怖が先に立ったし、誰もが通る道とはいえ高所での操作を誤り製品を落下させるという憂き目にも遭った。

とりあえず今のところは一度失敗したことを繰り返すことはなく、通常の仕事も落ち着いて冷静にできるようになってきた。
大きなパレットも高い棚への出し入れも回数をこなすうちに徐々に慣れ、ブランク明け後ひと月にしてようやくリフトが自分の手足に近づいてきた。
冬の閑散期が過ぎ春先から業務量が増えるのに備えて、今のうちに現場にもっと慣れて、気づいたところは自分で直しに行けるくらいになると忙しくなっても大丈夫だろう。

閑散期と言っても世の中は師走だから、11月に比べると取り扱い量はかなり増えて、この月火水はかなり疲れた。
暇な時期だからと油断することなく、どんな状況でも同じような動きができるようにしなくてはならないし、すでに決められた手順もあることだから、それに忠実にやっていれば結果的には早く仕事を終えることができるだろう。
リフト乗りにありがちな、やたらとスピード感があってヤンチャな感じに見えるくらいの方がなぜかカッコイイと考える謎文化はこれまでイヤというほど経験してきたが、今の環境ではまず第一に間違わないことが優先で、スピードはそれほど要求されないのはありがたい。
その分、間違いが起きたときは本来の仕事の時間をつぶしても対策のための話し合いがミッチリ行われるわけだが…。

せっかく自分に使える技術があるのだから、少しでもそれを生かして世の役に立つことができるのなら、これ以上のことはないのだろうと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする