blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

やっぱりね PART2

2018-02-20 21:43:03 | 日記
今回の「二刀流生活延長」に関しては、本当に腹が立っている。
人が足らなくて計画通りに仕事が進みそうにないから他の部署から人を借りればいいや、という短絡的な思考がどうしても気に食わない。
もちろんエラい人どうしでの打ち合わせは行われていて、その席では某部署の部長が激怒したそうである。
それはそうだ、その某部署からは部長自ら、また課長、係長も含めて交代交代で人を出している。
他部署が部長や課長を出しているのに、当の応援を受ける部署が係長すら現場に出さないのだから激怒するのも当然である。
しかし、他部署の部長が激怒したところで他部署からのうのうと人を借りるという方針は変わることなく決定事項となり対象者にはその旨の連絡が回ってきたところである。

とりあえず役職など関係なく、一度その部署が全員総出でかかってやってみて、それから人を借りることを考えるのが大原則だとは思うが、その部署にはおそらく我が事業所で考えうる最悪のマネージメント陣が鎮座しており、その人間たちはわざわざ下の人間の教えを請うてまで作業に参加して今の窮状を救おうなどとは毛頭考えない。
いつの頃からか身内で勝手に決まってしまったルールを、この切羽詰まった状況にあっても決して変えようとはしないのである。

さらに新しい話として、年明けの時点では人員が必要な理由として種々の安全項目の導入による生産の遅れと機械オペレーターのさらなる育成というのが名目だった。
それが今回はなんと「退職者増加により人員補充が間に合わないため」という。
今残っているメンバーからも、日々細かい指摘を受けるばかりでいい加減イヤになってきているとの言葉があった。
日頃ロクに作業に参加もしないのに、ささいな不始末や段取りの悪さばかりをネチネチと責めるだけの上司なら、追い詰められて辞めていく人間が増えるのも当然だ。
自分たちで貴重な人材をつぶしておいて、困ったから他部署に負荷をかけるなど迷惑千万も甚だしいというものだ。

残念ながら、いや予想通りと言うべきか、我がチームの長は昨日出たその話題をやっと今日になって持ち出してきた。
これまでも労いの言葉などは全くなく、ただ私の本担当の棚卸し作業には影響が出ないように、3月いっぱいいっぱいではなく、やや終了時期を繰り上げるようには話してみるという、あくまでも決定事項に沿った対応の提案があっただけだ。
仮にも自分の直下の部下をさらに1ヶ月他部署に取られることに関しての憤りのような思いなどはトンと聞かれなかった。
内心は腹が立っているというなら救いもあるが、基本的には上で決まったことはあくまでそのまま、という人なのである。
最近事務方から我がチームにやってきたベテランの某氏のほうがよほど怒っていたくらいだ。

とりあえず、他部署の部長という影響力の大きい存在が大いに怒ったという現実は、受け入れ側にも伝わってはいるだろう。
表向きは平静を装っているのかもしれないが、本質は弱い者いじめ大好きのチンピラ体質で強いものには弱いから相応のダメージを感じているのは想像に難くない。
ここまで他部署の不満を目の当たりにしてそれでも4月もやっぱり人が足りませんなどとは言っていただきたくないし、もしそんなことになったら激怒どころでは済まず、どこの部署の協力も得られなくなることを受け入れ側の部署は覚悟すべきだと思う。

やっぱりね

2018-02-20 07:07:33 | 日記
年明けから続いている二刀流生活も2月末で終わりを迎えるはずだった。
二刀流が何たるかは過去を少しさかのぼっていただければ分かるので詳しい説明は省くが、3月末まで1ヶ月延長されることになった。
2月中で終わるならもう日数的にはひとケタということでカウントダウン気分にはなっていたのだが、毎日現場に入っていて、精密なはずの機械を入れていながらここまで思い通りに事が進まないものなのかと感じていた。
事が進まないのはしょっちゅう機械が詰まるだけではなく、製造したいものの資材の入荷が間に合わないなど別の要因もあって、計画通りにモノができていかないということもある。
このあたりは調達部門と製造部門の連携の悪さと言えようし、外部のメーカーもからむことなので仕方がない部分もある。

私も含めて何も分からない他部署の人間を応援にもらっても、あと1ヶ月やったところで少しは慣れる程度で大した働きはできないから、本当ならその部署が文字通り「総出」でかかることを考える方が先である。
しかし、そこでは一定の職位以上の人間は作業に入らない慣習になっているらしく、いわゆる肩書きのある人間は事務所でデスクワークをしているか、たまに現場に来ても後ろ手のまま機械を覗き込む程度で、負担はすべて下の人間に行っているのが現状だ。
おそらく本格的に作業に入れても使い物にはならないのだろうが、それなら下の人間から教えてもらってでも自分で作業ができるようになればよい。
部署の事情を知っている分、作業を覚えれば戦力としては他部署の素人よりはマシになってくるはずなのだ。

根本の問題はそこにあることは指摘できても、そこを変えようとしないから1ヶ月延長などという話が簡単に出てきてしまう。
この調子で進めば、もう1ヶ月もう1ヶ月と、下手をすると5月くらいまで平気で延びそうな雰囲気である。
私としてもこういう安易な体質を知っているから心情的には受けたくないが、私が属する部署の課長がわざわざ私がいる現場まで出向いてこの話を伝えてきた。
現場に入るには着替えが必要だったりと非常に面倒な中、メールなど簡単な方法もある中で直接対面でお願いしに来てもらえたことで「それならば」という気持ちになれた。
この課長は、延長うんぬんの話が出る前にも、私を含めた同じ部署に属する応援者の様子を見るためだけに一度現場に足を運んでいる。
そこまでしてくれる上司がいることは幸せだし、だからこそ精神的にショックはあってももう1ヶ月頑張ってやってみようと思える。
一つ上の職責にある部長も、私が二刀流生活に入った当初「応援、楽しんでやれているか?」とある日の昼ごはんの時に声をかけてくれている。

逆に、私に一番近いはずの係長クラスの上司は、たぶん延長の話を知っていながら、昨日の帰り際にそのことを話題にはしなかった。
氏は部下の防波堤になることは一切なく、上に言われたことはそのままというタイプだから、あらためて氏からのフォローはないだろう。
私に話しかけるとしたら私が何か間違ったことをした時だけという典型的な指摘型の人なので、わざわざ部下がいる現場に出向くなどということ自体思いつかないのである。

係長は別として、少なくとも同じ部署の上司は味方であると感じられるのは幸運なことで、部長や課長のためにもできる限りのことはしたいとあらためて思い直してまた今日からの日々を乗り切っていきたい。