かつて富山のある職場では、相当に仕事が増える日は定時で全て終了となるとなかなか難しい状況があった。
ただ、そういう日でも定時帰りをする人には、何となく冷たい目が向けられたものだ。
「通常の日はいいがせめて忙しい日くらいは」的な感情が私にもあったことは否定しない。
これとは反対に、「稼ぐなら残業だ」と堂々と口にしながらダラダラと毎日残る人間もいて、それはそれで「恥を知れ」とも思った。
残業はあくまでイレギュラーなものである。
この考え自体が世間一般の感覚に近いのかどうかは分からないが、形式的には、真にやむをえない時に命令に基づいてやるのが残業である。
実務的にいちいち命令などしていられないから各人の良識に任されているが、当日やるべき最低限度のことをやったらサッサと帰るのが筋だろう。
私は現在の職場に来てから残業はしていない。
日中はアナログな手作業も多いし体力的にもつらく忙しい時間もあるが、今のところは指導担当者の段取りのおかげで定時を過ぎるような事態にはなっていない。
当然ながら収入は激減しているわけだが、やるべきことが終わっているのに無理やり会社に残ろうとは思わないし、肉体労働でいたずらに残業していては体がもたない。
せっかく会社が考えて性格にフィットする場をくれたので、ゼニ金のことで文句を言ってはそれこそバチが当たる。
富山にもいたかもしれないが、当地にも毎日毎日決まって長時間残業をやっている人間がいる。
仕事の量に関して私やその周辺と明らかな差があるなら分かるが、どうしていつも遅くなるんだろうという疑問が直の上司の口から出るくらいだから、仕事の量は大したことはなく、どこかでペースを落としてダラダラと長くやっているというのが実情だろう。
こういう人間に限って「仕事できるアピール」がきついのが常である。
ボソボソと「忙しい、忙しい」とつぶやきながら始業終業のチャイムなど意識もせずに動き出し、やることがあるからと出席しなければならない勉強会も勝手に欠席、日常的にも無連絡で行方不明などおよそ常識に欠ける行動が目立つ。
仕事の進捗を聞かれれば、二言目には「オレがやってるからカンペキ」と口にする。
そこまでカンペキなら毎日しっかり定時に終わらせることができるはずだが、それができないのは能力と自信のなさを自らさらけ出しているようなもので、他人に対する指摘だけは一丁前という典型的な勘違いオボっちゃまと言えよう。
上司の再三の注意も聞かず、誰の手伝いも拒んで自ら仕事を抱え込み、長く会社にいて残業代をせしめようとは相当な大物だ。
こういう寄生虫のような、と言っては寄生虫にも怒られそうな人間はとっくに放逐されていておかしくないのだが、一つだけ確実なことがある。
その人物が困った時に心から助けようとか手伝おうとかは、すでに周囲の誰もが思わなくなっているという冷酷な事実である。
こういう手合いは、修学旅行の高校生を乗せた船が沈没して我が国の海上自衛隊が救助を申し出たがあろうことか断って300人もの若い命を海に沈めた半島某国と同じで、自ら滅びる道をすでに選んでいると言うべきである。
ただ、そういう日でも定時帰りをする人には、何となく冷たい目が向けられたものだ。
「通常の日はいいがせめて忙しい日くらいは」的な感情が私にもあったことは否定しない。
これとは反対に、「稼ぐなら残業だ」と堂々と口にしながらダラダラと毎日残る人間もいて、それはそれで「恥を知れ」とも思った。
残業はあくまでイレギュラーなものである。
この考え自体が世間一般の感覚に近いのかどうかは分からないが、形式的には、真にやむをえない時に命令に基づいてやるのが残業である。
実務的にいちいち命令などしていられないから各人の良識に任されているが、当日やるべき最低限度のことをやったらサッサと帰るのが筋だろう。
私は現在の職場に来てから残業はしていない。
日中はアナログな手作業も多いし体力的にもつらく忙しい時間もあるが、今のところは指導担当者の段取りのおかげで定時を過ぎるような事態にはなっていない。
当然ながら収入は激減しているわけだが、やるべきことが終わっているのに無理やり会社に残ろうとは思わないし、肉体労働でいたずらに残業していては体がもたない。
せっかく会社が考えて性格にフィットする場をくれたので、ゼニ金のことで文句を言ってはそれこそバチが当たる。
富山にもいたかもしれないが、当地にも毎日毎日決まって長時間残業をやっている人間がいる。
仕事の量に関して私やその周辺と明らかな差があるなら分かるが、どうしていつも遅くなるんだろうという疑問が直の上司の口から出るくらいだから、仕事の量は大したことはなく、どこかでペースを落としてダラダラと長くやっているというのが実情だろう。
こういう人間に限って「仕事できるアピール」がきついのが常である。
ボソボソと「忙しい、忙しい」とつぶやきながら始業終業のチャイムなど意識もせずに動き出し、やることがあるからと出席しなければならない勉強会も勝手に欠席、日常的にも無連絡で行方不明などおよそ常識に欠ける行動が目立つ。
仕事の進捗を聞かれれば、二言目には「オレがやってるからカンペキ」と口にする。
そこまでカンペキなら毎日しっかり定時に終わらせることができるはずだが、それができないのは能力と自信のなさを自らさらけ出しているようなもので、他人に対する指摘だけは一丁前という典型的な勘違いオボっちゃまと言えよう。
上司の再三の注意も聞かず、誰の手伝いも拒んで自ら仕事を抱え込み、長く会社にいて残業代をせしめようとは相当な大物だ。
こういう寄生虫のような、と言っては寄生虫にも怒られそうな人間はとっくに放逐されていておかしくないのだが、一つだけ確実なことがある。
その人物が困った時に心から助けようとか手伝おうとかは、すでに周囲の誰もが思わなくなっているという冷酷な事実である。
こういう手合いは、修学旅行の高校生を乗せた船が沈没して我が国の海上自衛隊が救助を申し出たがあろうことか断って300人もの若い命を海に沈めた半島某国と同じで、自ら滅びる道をすでに選んでいると言うべきである。