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筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

正社員になるには

2010-12-10 21:51:35 | 日記
われわれ倉庫の仕事は基本的には「出荷」ということになるが、製品がなければ出荷もできない。
当然、出荷に対して入荷も重要な仕事であるが、主に担当しているのは私と年長のTR氏である。

最近は私も四トントラックを駆って6キロほど離れた製造工場にモノを取りに行くことが増えた。
それでも、時間外にならない時間帯はTR氏が主に行っている。
工場では存外待たされることも多いらしく、TR氏も本来の休憩時間に休めないことがままあり、時間差で休んでいる様子をよく見る。
今日は入荷が集中して私も午後の休憩が時間差となり、たまたまTR氏と同じような時間帯になった。

TR氏にはあれこれ教えてもらうことも多いし、仕事の上ではある程度信用してもらっている実感があるので有難い。
今日話した中では、TR氏は私の性格が物流倉庫よりもむしろ製造現場(工場)向きであろうと思っているようだ。
「緻密」という大層なホメ言葉付きで大変恐縮だが、工場で今の40歳から60歳まで20年がんばれば「何らかのデータ」(本人が定年なりで会社を去った後も生き続けるような何か、という意味)は残せるのではないかとのことだった。

TR氏は数ヶ月前に勤続30年となったいわば大ベテランであり、もちろん工場はじめ複数の部署の経験がある。
もともとは事務屋でやってきた私が工場という場所で何かを残せるというふうに見られるのは意外にも感じるが、TR氏の経験がそう言わせるのならある程度は的を射ているのだろう。

現在は社歴が浅いこともあって身分としては契約社員ということになっている。
特に書面上では「何年経ったら正社員」などの条件はない。
正社員になる近道としては、新卒でも募集する職種ということでMR(医薬情報担当者)の試験に合格することも一つだろう。
ひと昔前のような販売促進一本やりとなると私の性格上は無理に近いが、今は若干そのあたりは変わっているようなのでできなくもないとは思う。
もう少し中期的に考えるなら、会社にはそもそも他にどんな仕事あるいは部署があるかを把握して、果たしてどこなら最終的に自分の力がより通じるかをじっくりと吟味していってもいい。

今の部署の通常の仕事をしっかりこなしつつも、何らかの形で正社員を目指していくことは職業人として当然の欲求であるし、時には上席者へのアピールも必要になってくるだろう。
その過程の中で、今の会社で正社員としてやっていくには何が必要かが見えてくる。
そうすれば、現状足らないものも自ずから分かってくるから後はそれを補う努力をすればよい。

フルタイムで働いて応分の収入を得、自立した生活を送るという最低限度の社会人にようやく戻ったばかりだが、そこに安住していては進歩がない。
今の会社の中でさらによりよい環境を模索することを考えられる段階にようやく来た。
自分自身の努力しだいで、来年以降はまた違った道ができてくるのかもしれない。

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