blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

収穫あり

2010-07-14 21:06:33 | 日記
ここ最近はベテランの方に付いて外部から運ばれてくる商品をチェックして運ぶ「入荷」の仕事が多くなっている。
トラックは事前に連絡もなく好き勝手な時間に来ることが多いが、この日も始業時間前からすでに2台並んでいた。
本来なら始業まで待ってもらうところだが、その間にまたどんどん物が運ばれると収拾がつかなくなるので仕方なく始業前から動いている。
師匠であるベテラン氏は毎日8時の15分前には何か来ていないか確認するため倉庫に下りてくるので、付いている私も同じような動きになる。
私は会社にはいつも相当早く着いているので遅れをとることはないし、早めに動いておけば後々の作業がラクなので私としては納得ずくのことだ。

倉庫という場所で働くにあたりどうしてもクリアしなければならない課題として、電動のフォークリフトを乗りこなすことがあった。
いちいちハンドリフトで人力でやっていては時間がかかりすぎる。
操作にはコツもいるので師匠が空いた時間を使って練習をさせてくれたが、スムーズには程遠かった。

練習はごく短い時間で終わってしまったので、本格稼動にはまだまだ時間がいるかなと思っていたら、自動倉庫を仕切っているI氏から急に「商品来たからリフトで受け(入庫作業のこと)やるか?」と打診があった。
まだ空パレットしか運んだことがなく、大事な商品を運ぶのはずっと先かと思っていたので驚いたが、できて損なことはないので二つ返事で引き受けた。
もちろんスムーズとは全然いかないものの、師匠やI氏、加えて外部の運転手さんも慣れない私を親切に見てくれていたので気を強く持ってやった。
商品を「串刺し」にしたりなどの失敗は誰にでもあるようだが、実質初日でオロオロながらもそのような致命的なミスはなく何とか目的は達することができた。

後で師匠に「今日いきなり商品を運ぶとは思わなかった」と話したところ、「練習の様子を見てダメだと思ったらさせてないよ」とのことだった。
スピーディーとは当然いかないものの、トロトロでも何とかなりそうだなと判断してくれて、I氏あたりにも伝えていたのだ。
師匠の何という心づかい、これぞまさしく「指導」であり意気に感じないわけにはいかない。

ひるがえってわが社の「体育会系コンビ」であるK氏とH氏であるが、私が大した練習もしないままで今日になっていきなり大事な商品を運んでいる姿を少しは見ていたはずだ。
両氏はもちろんリフトは慣れているのだが、本当に私を「指導」したい気持ちがあるなら、今日の「収穫」については何か一言くらいはあるはずだが、この両氏に関しては見事に何もない。
人をほめることを知らず、腹の中では「オレが教えてないのに」くらいにしか思っていないのかもしれない。
どこまで行っても体育会系という人種は陰湿でイヤらしいものだと感じる。

今日でめでたく700回目のエントリーになったが、自分にとっての大きな収穫をネタにできてよかった。
できることならウサ晴らしのような内容ばかりでなく、前向きなものをどんどん残していけたらと思う。

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