blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

ほのぼの

2010-06-21 21:40:47 | 日記
日曜の午前は、母親から頼まれていた集会に足を運んだ。
母親はまったくのボランティアだが某宗教団体の手伝いをしていて、2年に1度の大きな集まりがあるから頭数だけでもということで半ば有無を言わさず動員された。
昔はけっこういろいろな集まりに参加させられたが、今は子供の世代に継がせることもあきらめたのか、まさに2年に1度だけどうしてもという感じになっており、午前中だけでもということで富山市の中心部へ行った。

話の内容はやや難解なところもあって、ウチの親のように長く携わっていれば理解は容易だが、初めての方にはあるいは奇妙キテレツに聞こえたかもしれない。
体験談を発表する方も何人かいたが、宗教本来の魂の救いという目標というよりも、結局、病気が治ったとか引きこもりが解消したとか会社の業績が伸びたなど、いわゆる「現世利益」の方で人集めカネ集めに行ってしまうのが歴史の新しい宗教の限界であり致命的な部分ではあると常々感じているところだ。
ただ、物事のよい面を見て日々当たり前のことに感謝して生活するという心構えについては、過去イヤイヤながら参加してきた中でも得心のいく部分である。
毎日をその通りに生きられればどんなにかいいだろうと思うが、相も変わらずカリカリイライラの多い生活で本欄もやや荒れ気味になってしまっているのが情けない。

そんな気持ちを癒すため、夜にはまた富山市の中心まで行ってライブを楽しんだ。
不安定な生活が続いたために、会場であるライブハウスに行くのもかなり久しぶりとなった。
ライブは、かつてお世話になった音楽教室の先生が中心となり行われるマンスリーのもので、昨日で112回目というからずいぶん長く続いているものだ。
私は1年以上もごぶさたしていたが、先生もコーラスの女性陣も私をまったく忘れてはおらず、日頃頻繁に会っているかのように迎えてもらえた。
いつ来ても、爽やかで温かいほのぼのとしたステージは変わることはなく、楽しい楽しい2時間半であった。
ライブハウスのマスターもママさんもいつも通り優しかった。

私もかつてステージに立った経験があるが、練習や段取りなども含めて、毎回違う内容を1ヶ月で仕上げてくるというのは並大抵の話ではない。
今回から女性コーラスには新メンバーも加わったからなおさらだったろう。
毎度のことながら本当に頭が下がる。

最後は女性コーラスのうちの一人に満面の笑顔で見送ってもらった。
種類の違う店ならお見送りは当たり前だが(?)、単なる音楽ライブでそこまでしてもらえるとかえって照れくさい。
でも、ほどよい予算でいい歌を存分に聴いて幸せな気分になれるのだから、今後も行ける月には足を運ぶつもりでいる。

自分自身は音楽活動を考える余裕がしばらくなかったが、キッチリ休みがもらえる環境になったこともあり、時間を取ってまた新たな作品なども考えてみるといいかもしれない。

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