blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

しりぬぐい管理者?

2008-12-01 20:47:36 | 日記
今日の午前中は、新しい旅館についてミーティングがあった。
ミーティングとはいっても、上層部が「あれがしたい、これもしたい」と言うのを聞いているだけの下らない2時間であった。
どうひいき目に見ても、業として真剣に取り組もうという意思が感じられない。
少なくとも、開業後のことを語れるレベルでは毛頭ない。
施設が手に入って浮かれる気持ちも分かるが、子供がオモチャを買ってもらったのとは違う。

とにかく、電気が通るのもあと数週間必要という状況で、かりそめにも「年末に稼動」などとは言えない。
その旨は文書にして報告済みにもかかわらず、上にはたぶん伝わっていない。

さて、その電気だが、今月の第3週いっぱいメドの通電という段取りで進んでいる。
ところが上司が、知り合いだという設計士の人間をなぜか社内に呼んでいて、電気保安協会に手続きを早くできないかお願いさせると言いだした。
たかが一介の設計士が、半ば公企業とも言える電気保安協会に文句を言ってどうなるものでもない。
ネズミがライオンにケンカを売るようなものだ。
何の考えもなく協会に文句を言っていた設計士とやらにもあきれるが、自分で文句を言う力がなくて、外の人間を使って文句を言わせた上司にはもはや言葉もない。
即刻、協会の担当者に電話をかけなおして重々謝り、事前に頼まれていた書類は私がじきじきに届けることになった。
観光部門の責任者にといって私を誘っておいて、私の進める段取りをまったく無視というのはいかがなものか。

それに輪をかけて、今度は副社長が「協会の電話と担当者を教えてくれ」といって内線をかけてきた。
「やめておかれたほうが・・・」とも言わずにいたら、実際にかけたようだ。
頃合いを見計らって私から電話しなおし、また謝っておいた。
さしずめ私は「総合しりぬぐい管理者」である。

そんなこんなで、けっこうなワガママ千万を多方面に撒き散らしているわが社だが、せめて無理を言いたいところには「直接足を運ぶ」ことをしてはどうか。
たかが一企業の立場で、何もかも電話一本で済むと思っているなら甘すぎる。
施設を経営するから「えらい」わけではない。
何から何までこんな乱暴なやり方をしていては、始めることはかなり難しいのではないか。

明日は現地に朝から行き、電気設備の点検に立ち会う。
細かいところが壊れていれば、通電は予定よりさらに延びる。
万一、年内の通電も無理となれば、上層部は間違いなく大暴れする。
暴れられても私自身は何ら動ずることはない。
すべて私が足を運び頭を下げて組んだ段取りである。
口ばかりで勉強もしない連中にゴタゴタ言われる筋合いはないのである。