blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

国際映像雑感

2008-08-27 22:35:14 | 日記
久しぶりに更新する。
そろそろ書かないと怒られそうというのもあるが、しばらくは書く気にならなかったというのが本音だ。
そのあたりのことは、月末の振り返りで触れようと思う。

北京五輪も終わってTVも普通の編成になると何となく寂しい感じである。
ともかく、各国が本気で狙ってくる五輪の「すごさ」をいろいろな競技で感じた。
バレーボールあたりは、世界との差は開く一方、まるで大人と子供のようである。

さて、国際映像については先日触れたが、民放の中継では、大会が進むにつれ元の映像に細工が施されるようになった。
分かりやすいところで言えば、野球のボールカウントが「1 1 0」と出ていれば、「1ボール1ストライクノーアウト」である。
国際映像ではこれ以上の表示はないが、補足的に「B S O」というスーパーが出るようになった。
日本のテレビ局が付け加えているものである。

こういった表示は、テレビ局の「親切」というよりは、国際映像だけだと「分からない」と言ってテレビ局に文句を言う人間がいるのだろう。
大会も後半になると、元の映像にすっぽり日本語のスーパーをかぶせるような放送が目立って見苦しかった。

だいぶ前には、親切すぎる放送は視聴者のためにならないと書いた。
国際映像ごときが分からなくて文句を言う人間がいるのは、日本のテレビが日頃いかに「至れり尽くせり」で放送しているかということにもなる。

クルマに例えれば、日本のクルマは優秀でめったに壊れないが、壊れないから使っているほうはクルマに無知でも用が足りる。
どこの国とは言わないが、しょっちゅう壊れる外国車に乗っていると、逆にメンテに気を使うようになる。

素っ気無くて不親切にも思える国際映像だが、何かの勉強の足しになると思えば文句を言うまでにはあたらない。
分からないから楽しめないのではなく、分からなかったら分かる努力をすればよい。
見るほうがテレビに甘えていては、いつまでたってもテレビにナメられるだけであろう。