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blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

接客は難しい?

2008-07-29 22:41:18 | 日記
つい最近の新聞に、過剰に丁寧な接客についての記事があった。
店舗で働いているという立場もあるが、1人の消費者としての立場もあり、興味深く読んだ。
どうも近年のバカ丁寧とも言える接客方法は、一般のお客さんのためというよりは、巧妙化するクレーマー対策の意味合いが濃い。
この頃は、弱みを見せた者に対するマスコミの攻撃が激しいこともあって、企業側がピリピリして、現場に過剰な接客を強いているという図式があるようだ。
何ともイヤといえばイヤな世の中になったものだ。

コンビニやファーストフードで「いらっしゃいませ、こんにちは」と言うようになったのは果たしていつごろからだろう。
最近はどこに行ってもそうだからもう慣れたが、「こんにちは」の部分はやはり余計に感じる。
私は日本語の専門家ではないが、どうしても「二重あいさつ」の印象をぬぐいきれない。
アメリカのマネなのか?
アメリカでは何と言うのかは知らないのだが。

私の勤務先も、マニュアル通りならやはり「いらっしゃいませ、こんにちは」である。
面倒くさくて「こんにちは」は付けないことが多いが、とにかくそうである。
本当に忠実にやった場合は、朝の11時までは「おはようございます」で、暗くなったら「こんばんは」に変わる。
かつて3代目の店長には、11時ちょっと過ぎに「おはようございます」を付けたら、「11時を過ぎたら、こんにちは、です」と言われた。
明らかに揚げ足取りのような言動には気分が悪くなったのを覚えている。
金儲けばかりを教えるから、こういう社員が出来上がる。

マニュアル通りの接客は無難だが、気持ちは伝わらない。
「とっさの一言」が思いのほか相手を喜ばせることもある。
買い物の最後がよい瞬間となるように、日々いろいろ考えながら仕事をしたいと思う。

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