ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

「プロ」の今昔

2024年07月27日 00時12分09秒 | ちょっと休憩
どんな仕事でもお金が発生している時点で「プロ」

それを「新入りですから・・」とか「バイト上がりですから・・」と言ってもお客様からすれば「それなら金返せ」かもしれません。

ま、しかし、それも仕方ない程に人出が足りないのかもしれません。

さて、そんな「プロ」の像も今昔で変っているように感じます。

バブルの頃の私のいたホテルでは「ジョブディスクプション」(職務分掌)が細かく分かれていて、職歴が浅い=職務の習熟度が低い程「任せられる仕事」が少なかったもの。
そして上位のものは下位のアシストと責任を負う、という仕組みがありました。

しかし、不景気で更に人不足の今は新人に「任せっきり」が増えています。

AIや機械があっても補い切れていない感じです。

実際、そむりえ亭は「それだけをしていて良い職場ではない」のですし、キッチンもサーブに入らないといけません。

おそらく他の職種でも「それだけでいいい」筈はありません。

昔からよく言われる「唄って踊れる」〇〇、の様な・・・


中には「どれもこれも少しかじっただけ」で全部中途半端な人も散見されますが、逆に「どれもこれも一流の人」の仕事を見ると鳥肌ものです。

昨日はそういう機会を頂き、感動するとともに自分の「いい加減さ」に辟易としてしまいました。

衰えが目立つ歳ですが、昨日のそれはもっと先輩も頑張っておられましたし、言い訳はしてられません。


今日は予約2件です。
もっと追い込んで、私を鼓舞して頂けるようなご来店をお待ちしています。


           樋口誠