ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

「幼子イエス」

2017年12月17日 01時35分23秒 | ワインの事
ワインの大きな生産国=古くからの国は概ねキリスト教の影響を受けています。

私などの年齢ではドイツの「マドンナ」で有名な「リープフラウミルヒ」は聖母の乳を意味しますし、だいたい「マドンナ」も岩崎宏美さんの「マドンナたちのララバイ」で訳されているように「聖母」です。

或いはイタリアはカンパーニャの「ラクリマ・クリスティ」は「キリストの涙」

他にも「サン」とか「ザンクト」とか「セント」などと付いた名前は正にそうです。


フランスはブルゴーニュの中心地ボーヌの村の一級畑グレーヴにも面白い名前のワインがあります。

「ヴィーニュ ド ランファンジェジュ」=幼子イエスの畑、です。

ラベルにも幼子イエスの絵が描かれています。


私の感想では「まさにブルゴーニュ」のエレガントさと芯の強さを合わせもつワイン。


あ、私は典型的な日本人ですから「八百万の神」=無神論者です。

それゆえ「だから使う」という事でもありませんし、しかし「だから気にせず使う」とも言えます。

もうすぐクリスマスですので、こういうワインも良いのかな?と仕入れてしまいました。

2010年のものですが一杯3,250円(税込)。

安くはありませんが、高すぎることもないのかな・・・・

完成度の高いワインですのでお試し頂ければと思います。


参考までにネットでの情報もお伝えしておきますね。(そむりえ亭で使用のものとヴィンテージは異なります)
[レザーボックス入り]ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズュ ブシャール P&F 2011 赤 750ml
ブシャール P&F
ブシャール P&F


美味しいですよ‼


             樋口誠