ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ソーヴィニヨンブラン

2016年09月15日 02時37分47秒 | ワインの事
フランスやイタリアのような伝統国の有名品種がこれまでワイン生産地として有名でなかった国で造られて「ニューワールド」と言われるようになります。

ボルドーのカベルネ、メルロ、セミヨン、ソーヴィニヨンブラン

ブルゴーニュのピノノワール、シャルドネ

ローヌのシラー

トスカーナのサンジョベーゼ

ドイツのリースリング

赤白混交です。


しかし多くの新しい産地ではシャルドネを除いて赤で進出していったような感じが(私には)しています。


95年の「フレンチシンドローム」によるポリフェノール信仰が拍車を掛けたのだろうと思います。


カリフォルニアのカベルネ

オレゴンのピノノワール

チリのカルムネール

アルゼンチンのマルベック

オーストラリアのシラーズ

勿論、白も沢山あるのですが「代表選手扱い」は赤。


その例外がニュージーランドのソーヴィニヨンブランでしょうか?

今ではピノノワールも目立ちますが、80年代は「ニュージランドからワインを選ぶならソーヴィニヨンブラン」でした。


それだけココのソーヴィニヨンブランには「はっきりした」感じがあります。


ですから90年台半ば頃までは私も好んで使っていたのです。。

それが暫くすると「ロワールのソーヴィニヨンブランが懐かしい」と・・・・


マリアージュという点ではどちらでも使いようがありますが「お金持ちの優等生」な感じを敬遠したのかもしれません。


しかし最近では(私にとって)好ましいソーヴィニヨンブランが出来ています。

今月はその辺を楽しんでいただければと思います。


あ、今日はそういうワインを造る「フォリウム」の岡田さんを囲むワインメーカーズディナーです。

貸切ですので、お試しになりたい方は明日以降に・・・・


              樋口誠