昨日はコルクか否か、つまり抜栓前の保存状態の時のワインの栓についての新しい動きについて書きました。
今日は栓を抜いた後の話です。
私の実感では殆どのワインは、抜いた後1日2日はホコリが入ら無い様にしていれば問題ありません。コルクを突き刺す、スクリューキャップを閉める、あるいはバキュヴァンとかバキュヴューと呼ばれるゴム栓を差し込むだけで良いですね。
強いワインなら3日、4日と大丈夫。ものによっては一か月でも持つものもあります。
但し、そんなワインは滅多にないのであって普通は何日目からか、痛み出します。
大事なことは温度変化の大きい所に置くと酸化が早まる可能性が高い、という事です。栓の種類ではありません。
古いヴィンテージのものは虚弱なワインは先述のバキュヴァンなどの空気を抜くことができる栓です。これを使うと結構な日持ちが約束されます。敏感な方はゴムの匂いなどを感じるようですが私には感じられません。
しかし、そむりえ亭では30種類ものグラスワインを開けていますが、この空気抜きは頻繁には行いません。何故なら酸素とすれるほうが良いワインを沢山使っているからです。1杯注いで直ぐに空気抜きをすると開けたてからの状態から進歩しません。
ですから営業終了前にするか、余程ボトル内の残量が少ない場合のみに空気を抜いています。
何しろ気にし過ぎないことです。思った以上にワインは強い。むしろ、乱暴なほうがワインは美味しくなる、といっても過言ではありません。なんて言って古いワインの瓶を強く振るとか、先ほど申し上げた温度変化の大きい所に置くとかはイケませんけどね。
どうぞ、開けたワイン、急いで飲みきらずとも大丈夫。沢山飲める家庭では何種類かをちょっとずつ飲んでもOKという事です。ワインライフ、楽しくなりますよ!!!