ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

オーストラリア紀行Ⅰ

2011年02月25日 03時06分34秒 | ちょっと休憩

今回のオーストラリアの旅は主に南オーストラリア州を巡るものでした。

しかし、成田から到着したのは西オーストラリアのパース。国内線で移動して、アデレードまで。南部やや東よりの南オーストラリアの中心地です。

ここから車でバロッサヴァレーに入ります。

オーストラリアらしい産地です。何がか、というとオーストラリアというと必ず思い浮かぶ「シラーズ」中心の産地なのです。或いはボルドーの白に使う「セミヨン」も・・・・

アルコールのボリュームがあり、酸は控えめなタイプのワインが多い、といっていいでしょう。古い産地なので多くの農家がありますね。自分でワインにするところ、醸造はしないで葡萄栽培に徹する所。いずれにせよ、暑い産地ですので収穫前の葡萄の樹は葉っぱを多めに残し強すぎる日射を避ける仕立てです。また樽由来のセメダイン的な、或いはミントの様な香りが特徴ですね。

バロッサのはずれにはエデンヴァレーがあります。所謂サブリージョン。ここは標高が上がりますので涼しくなりますので、流行のリースリングも栽培されています。ここのリースリングは、この葡萄の代名詞的香り「ペトロール」が顕著なようです。涼しくなるとはいえ、やはり暖かいのですね。収穫時の気温が高いと、あの独特の香りが出やすいようです。

オーストラリアのワインが好き、と言う方はこの産地で強い印象を受けた方が多かった、と言うのが少し前までは支配的だったように思います。

                                                                 

さて私にとっては初めてのオーストラリア。何が驚いたかというと「自然」です。どの国のワイン産地も自然が多いのは当たり前ですし、見てきました。

が、こんなに沢山の鳥類がいる産地は初めてです。所どころに葡萄にネットが掛けられ折角の葡萄をやられるのを防いでいます。

しかし、駆除の対策はしていません。いや、そう見えました。共存、なのでしょうね。

そしてカンガルー。普通にいるんですねえ。ツアー中、何度も見ました。そして食べました。

しっかりした赤身で鹿、トナカイなどの肉に似ていると思います。シラーズに合いますね。

そんな事に驚きながらの旅のスタート。

明日はバロッサからさほど遠くない産地のお話です。

                                                                 

ところで私のオーストラリア土産=しょうもないもの、ですが、もう少しあります。今日は皆さんに差上げられると思います。明日は全員分は無いかも知れません。

ま、しょうもないもの、ですからご期待なさらないようにお願いいたします。