フランス南部のローヌ河流域ジゴンダスは有名な兄貴分シャトーヌフ.デュ.パプに隠れた銘酒です。グルナッシュ種をメインに何種類かの葡萄をブレンドし芳醇で丸みを持ちながらスパイシーさもあるワイン。
その中でも光り輝く生産者がサンタ.デュック。ある意味、使いにくい部分もあります。凝縮度が高い分だけ若さが目立つことが多いのです。
そむりえ亭では今月ここの2002年をグラスで使うことにしましたが、それは2002年が、ま、言ってみれば点数の低い年だからなのです。つまり、良い熟成をして飲み頃になっている、と言うことです。
さすがサンタデュックと思わせる凝縮感を持ちながら2002の特性の優しさもあり、香りは満開です。
仔羊に合わせたいですね。それから牛ならちょっと胡椒を挽いて食したい。香りの中に陳皮(乾燥みかんの皮)のニュアンスを感じますので、「鴨のオレンジソース」のように柑橘の香りを漂わせたものでも結構いけますね。
3日はそむりえ亭は定休日ですので、4日以降にお試しください!