酒提供で金融機関要請の方針撤回と官房長官
昨日、驚いたのは西村大臣が、「酒提供停止」銀行に働き掛け要請したというニュースです。こんなことが法治国家で許されていいのかと思いましたが、さすがに各界からさらなる怒りが噴出したようです。
金融機関からも「ありえない」と言わしめるほどの発言だったようで、さすがに1日で撤回。みっともないですね。
「言うこときかなけりゃ、どうなるか見せてやる」と、時代劇の悪代官でもやらないような、露骨な恫喝は多くの国民を敵にまわしたと思います。
大臣という立場は権限が絶大ですが、それだけに自分は何でも許されると勘違いしたようですね。
鎌倉時代、かの後白河法皇は気にくわない相手がいると、「官打ち」という手法を用いました。
その人物の器量以上の官位を与えるのですね。
位を貰った人間はホイホイ喜んで、その官位を受けるのですが、自分の器以上の地位なので、必ず自滅するというのです。
これに見事かかった人物が、かの源義経です。
兄の頼朝は官打ちを知っていたので、この手にかかることはなかったのですが、法王から義経が検非違使に任官されたことに激怒!
「おのれ義経、大天狗の手にまんまとかかりおって!」
頼朝公。そう言ったか、言わなかったか(笑)。
九郎判官義経…あとは皆さまが知っての末路でした。
西村大臣と義経さんを比べるのは失礼な話ですが(もちろん義経さんに)、何が言いたいのかといえば、西村…てんで大臣の顔じゃないってことですね。
それにしても、「金融機関に手をまわして酒を配らせないようにしてやる」 なんて、人格を疑う話です。最初から悪い顔だと感じていましたが、どうやら思った以上でした。
政府には、いいから何もするなと言いたいですね。
余計なことをせず、注意喚起だけで普通の生活をさせてもらいたいものです。
▼写真は赤坂山ね家さんの御膳、3連発です。