最近、なるべくパウダースパイスの種類を使わないカレーに凝っています。
私にとってインドカレーの原典は、1988年に最初にインド旅行をした時に、ジャイプルのおかみさんに教わったマトン・カレーとベジタブル・カレーでした。
▼それがこちら。
日記を見ると、まだソ連だった時代で、ウイグル人と話したことが書かれてますね。
ウイグル人のガネーフは、「日本に行きたいけど、ソビエトからは簡単にいけないんだ」と言ってましたが、まさか翌年にソ連が崩壊するとはね。今は昔。
さて、日本に戻ってスパイスを購入し、同じ手順で作ってみたけど、同じにならなかったのを覚えています。
それでも、その後何度かインドに行ったりして、直にスパイスを買ったりして、自分なりにカレーを工夫しながら30年余り…。スパイスのストックだけは多くなり、もったいないので全部使っているうちに、なんだか同じようなカレーしか作れなくなりました。
ところが、このコロナの中…沼尻シェフやエリックサウスなど、様々なインド料理店のオーナーが作った動画を見て、けっこう目からウロコ。
そういえば、ジャイプルのおかみもスパイスの数は少なかったなあ。
考えてみれば、絵の具も混ぜすぎると色が濁ります。
漢方も、あまり種類を使いすぎると平均的な効果したないんだって。