漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

キップをなくして

2008年08月29日 | 娘と読む本

「キップをなくして」 池澤夏樹著 角川書店刊

を読む。

 最近、娘はよく図書館から本を借りてくる。
 少し前までは、僕が借りてきた本を読んでいたのだが、自分で読みたい本をいろいろと物色する愉しみを覚えたようだ。
 この本も、そうして娘が借りてきた本。読み終わって、放ってあった本を、読んでみた。
 池澤夏樹というから、どんな内容だろうと思ったが、正直なところ、この本は今ひとつ。悪い本ではないけれども。
 夜、娘に「『キップをなくして』読んだよ」と言うと、「どうだった?」と訊かれた。正直に、「最初は失敗作だと思ったけれども、途中でだんだん面白くなった。でも、最後の方はあまりよくなかった」と言うと、娘は「そうそう、わたしもそう思った」とのこと。