漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

amazon kindle

2010年09月18日 | 消え行くもの

 「amazon kindle3」を購入した。
 日本未発売なので、amazon.comから購入する必要があったが、申し込んでから、なんと三、四日ほどで到着した。amazonのkindleにかける意気込みが伝わってくるような気がした。
 最近、翻訳をブログにアップしたりしているのだが、もともと英語が得意でもないので、辞書をいちいち引きながら読むのは面倒だった。家のパソコンでは、FirefoxのMoseoverdictionaryというとても優れたエクステンションを利用できたが、読書するためにモニタをずっと睨んでいるのはストレスになるので、もっと読みやすい、辞書も手軽に利用できる電子書籍リーダーが欲しいと思っていた。ところが、このkindle3が日本語表示に対応し(日本語入力は出来ない)、しかも英辞郎Mobiという辞書も導入できるというので(ちなみに、オックスフォードの英英辞典がデフォルトで入っている)、まさに思っていた通りの製品だとわかったのだ。
 電子辞書リーダーとしては、iPadがすぐに思い浮かぶけれども、あれは最初から選択肢になかった。重いし、でかいし、高いし、必要以上に高機能すぎるし、Appleだし(最後は余計かな?)。ノートパソコンの代わりになら利用価値も高そうだけれど、ブックリーダーとしては、余りにも中途半端な気がする。
 まだ触り始めて時間が経っていないが、色々と試してみて、これは良い買い物をしたと思う。電子ペーパーなので、多少表示に時間がかかるかもしれないが、目が疲れない。本を普通に読むのと、余り変わらない感覚で文章が追える。大きさも重さもちょうどいい。操作性は、タッチパネルではないので、良いとは言えないかもしれないが、このくらいの方がかえっていいのかもしれない。この端末なら、電子書籍と本が共存できそうだ。なにより、現在のところはまだ日本では電子書籍が本格的に始まってはいないので、日本の書籍では青空文庫のものを読むくらいしかできないかもしれないが(青空文庫のテキストを、kindle用のpdfに変換してくれる「青空キンドル」というサイトもあって、ここでは自作のテキストもキンドル用のpdfに変換してくれる。僕も試しに自分の書いたテキストを変換してみたが、とても良い出来だった)、英語の本を読んで、英語の学習に役立てるには、これ以上ないほどの優れた端末だと思う。余計な機能がないので、気も散らないし。
 僕が買ったのは、wi-fi専用だったが、3Gが使える機種もあって、そちらでは、なんとインターネットの通信費がamazon持ちだというから、太っ腹。そちらを選ぶというのも悪くはなさそうだった。値段も50ドルしか変わらないし。ただ、そうは言っても日本語入力は出来ないし、それにそんなにネット端末として使うつもりもなかったから、こちらを選んだけれども、結果としてどちらがよかったのかは、まだよくわからない。
 

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Seedsbook)
2010-09-19 01:40:21
興味のあるところです。
今後のShigeyukiさんの報告があることを楽しみに待っています。
 
返信する
seedsbookさんへ (shigeyuki)
2010-09-19 21:15:54
二日ほど使ってみましたが、電子書籍の端末としては、かなりいいです。日本語の小説も、本よりも読みやすく感じることさえあるくらい。英語は、読み上げ機能があるので(スピード、読み手の性別などが変えられる)、ヒアリングにもよさそうです。僕は本というものが、「物」としても好きなので、電子書籍で全部を賄いたいとは思わないけれど、(主に本を置くスペースの問題で)これからは共存させざるを得ないだろうなとは思います。
操作性は、まだ改善の余地があるとは思いました。あと、日本語入力が出来るようになれば、最高なのですが。
返信する

コメントを投稿