漂着の浜辺から

囁きのような呟き。

シャイニング

2009年01月25日 | 映画
「シャイニング」 スタンリー・キューブリック監督

を観る。

 夜中に見ていたのだけれど、原作を読んでいたせいか、ちっとも怖くなかった。原作者のキングはこの映画を酷評したそうだが、分かる気がする。確かに映像は結構綺麗だったけれども、ストーリーの厚みは、どうしたって原作の十分の一もない。まあ、時間が切られているわけだから、仕方ないのだろうけれども。
 でも、考えてみると、ホラー映画で「これは怖い」と思ったことって、あんまりない気がする。いや、もしかしたら一度もないかも。それほど観ていないせいもあるのだろうけれども。この「シャイニング」は、ウィキペディアによると、「数学的に計算された世界最高のホラー映画」だということだが、これが最高峰なら、「ホラー映画の怖さなんて知れたもの」と嘯いてしまいそうだ。