38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

出穂、7日連続の雨。

2011年08月26日 | 農と暮らしの日記
自家用のヒノヒカリの穂が出始めている。
この数日、雨がちで水を入れに行くことがなかったので田んぼに行ってなかった。今日は日が差していたからポンプを動かそうと出かけたら、ご覧の通り。……と書き始めてから、さて例年と比べてどうなんだろうと思って「出穂」(しゅっすい)でこのブログ内の記事検索をしたら、昨年のが出てきた。それが、ちょうど1年前の8月26日。ま、厳密に「出穂」の日というのがあるわけじゃないから、たまたま同じ日にこの話題を書いたというだけだけれど、暑い夏も涼しい夏も、稲はそういう目先のことでは動じないようだ。



金曜、曇り時々晴れ、昼頃に、わりとたっぷりのにわか雨。
気象庁の記録を見ると、昨日まで6日間連続で最高気温が30℃未満。今日はわりあい蒸し暑い時間帯があったから30℃を超えているかもしれない。それでも日中に、何か冷たいものを飲みたいという瞬間がない。扇風機をつけようということが頭に浮かばない。

そしてたぶん、20日の土曜から7日連続の雨。
もちろん降り続いているわけではないけれど、雨の降らない日がない。こんなことは梅雨の間でも珍しいのではないだろうか。

朝:ちょっと机しごとして、6時過ぎから朝ごはん。
午前:収穫1時間半ほど。
戻ってセット他の荷作り。11時頃から薫と真が市街に出荷に出て、僕は残りの宅配便や来訪のお客さんのセットの仕上げ、伝票書きなど。
午後:13時頃から昼ごはん。
15時頃から市街に用事で出かけ、16時半頃に帰宅。また机しごと。

夜:19時からJA青壮年部の支部長会。
新しくなったアグリセンターに初めて行った。年に一度の視察研修の計画、その他の今年度の行事の予定についてなどの話し合い。20時半頃に終了、21時前に帰宅、晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
胡瓜、ゴーヤー、茄子・長茄子のいずれかまたは両方、ピーマン、オクラ、空芯菜、つるむらさき、モロヘイヤ。
その他セットによって、赤毛瓜、じゃが芋。
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青年農業者協議会のみなさま。

2011年08月26日 | 青年農業者のみなさま
西条市青年農業者協議会の藤田敏です、こんにちは。

本日、思いつきで「青年農業者のみなさま」カテゴリを新設しました。
毎日の記事で、協議会に関係のある話題も書いていますが、とくに会員のみなさん向けの情報やメッセージなどがある場合に、こちらに書くことにしました。このカテゴリで書いた場合は毎日の記事でもお知らせします。また、事務局から「更新したそうです」みたいなメールをみなさに送っていただくことも考えています。



が、「次回」があるかどうかはわかりません。
なにせ、思いつきなので。

それと、他の記事と違い、ここではなぜか「です、ます」調」です。
たぶん、書きやすいので。あと、主語は「私」にしてみます。



というわけで、早速その第1回の話題は。
8/23(火)にあった「西条市地域審議会(西条地区)」について。

本文記事にも書いた通り、「西条市青年農業者協議会会長」ということでの委嘱です。
昨年と一昨年は副会長だったのですが、会長が西条地区(旧西条市)以外の方だったので、「ま、副会長でもいいか」という感じで(=想像)選ばれたのだと思います。で、2年間で終わりかと思っていたら、継続してお願いしますということでしたので、「会長の任期1年限りになりますが」と断わったうえでお引き受けしました。重要な御役目ではありますが、会議は年に2~3回、そこで何かを決めるというわけでもなく、心理的な負担としてはわりと明るい気持ちで出ていける会議です。ただ、ネクタイはしていきます。他の方は夏なので開襟シャツが多いですが、私の場合はふだんひどい格好なので、こんな時くらいキュッ!としたいわけです。

地域審議会そのものについてはまたの機会に。
ここでは先日の会議の内容について、ごくさらっとですが、ご報告します。いちおう、青年農業者協議会の肩書で出ているので、本来なら役員会等でしっかりした報告をしないといけないかもしれないのですが、協議会の意見を集約して持って行くような(利益代表の)会ではないので、とりあえずこの程度でお許しください。



今回は市側から新市建設計画の進捗状況についての説明があり、それに対する質疑応答です。
簡単に言えば、あそこに道路を作りますとか、○○センターができますとか、何とかの事業をするのでその経費がこれだけですとか、市政の様々な分野ごとに、主だった事業についての説明があり、出席者はそれも含めて市政全体についての質問をしたり意見を言ったりします。

私の質問は今回1件、だいたい以下の通り。
新市建設計画には「これまでの大量消費の生活様式を改め、新エネルギーの利用や省エネルギーの促進を図ることで、環境負荷の少ない地域社会の形成を目指します」とあるが、エネルギーについて市民の理解を深め、意識を高めるような取り組みはあるかということ。

とりわけ、エネルギーの地産地消について。
とくに震災後、電力については関心が高まっているが、これについてはどうしても国の施策や四国電力の意向というものが先にあるということになりがちだが、西条市は工業や商業が盛んなこともあり、エネルギー確保が市の命運を握っていると言ってもよい。国や電力会社任せで困らないように、市民がより主体的にエネルギー政策に取り組む必要があるのではないかという考えからの質問である。

これに対する市の方からの回答はだいたい次のようなことでした。
一字一句そのままではなく、聞きながらのメモに基づいた私の受け止めです。

まず、震災前から、CO2削減の取り組みや太陽光発電の利用促進などには取り組んできた。
公共施設、民間を問わず。また、水素吸蔵合金による食品生産など電気を使わないエネルギーの産業への活用も試みている。

そのうえで、西条はものづくりを大切にしており、それを支えるエネルギーが重要であることは言うまでもない。
国の施策や電力会社の動向には関心を寄せており、市としても声を上げていくことが重要である。

以上。



私の質問の背景には、農業者としてのエネルギーへの関心があります。
言うまでもなく、農業は太陽エネルギーを非常にうまく活用した産業であると言えます。というより、文字通りお天道さまのおかげで生きている。ほんの数十年前と比べても、あるいは100年、200年前と比べればよりはっきりと、現代は太陽エネルギーを軽く見る暮らしになっていると感じています。自然エネルギーというと、化石資源(ウランも含めて)によるエネルギーを補足するものという感じ。ですが、私たちが生きるためのエネルギーの中心は今も昔も太陽エネルギーだと思います。……と演説が始まりそうなのでこの辺でやめときますが、そういう質問でした。これについて、青年農業者のみなさんともまたいろいろ意見交換、情報交換したいと思っています。



その他の委員のみなさんの質問についてはまた今度(時間があれば)。
いろいろと勉強になります。前に日記のほうにも書いたかもしれませんが、こういう場にはもっと多くの市民向けに頻繁に設けられるとよいと、つくづく思います。もちろん、市民も市の職員のみなさんも忙しいから難しいとは思いますが、もう少し市政の主体が市民にあるように感じられる仕組みになるといいなという気がしています。

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