38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

立秋、8月の人参を播く。

2011年08月08日 | 農と暮らしの日記
今日出荷した野菜セットのひとつ。
宅配便の「毎週・大セット」で、段ボール箱のふたを閉める前の状態。左上のがバジル、右は上からモロヘイヤ、つるむらさき、空芯菜。7月後半頃から、サイズにかかわらず、たいていこんな感じで葉ものが2~4種類入っている。夏野菜といえば茄子、トマト、胡瓜などの「果菜類」が主役という印象が強く、実際うちのセットも毎年そうなのだけれど、やっぱり「葉もの」も欲しい。「欲しい」というのは畑の事情もあるし(果菜類は猛暑・乾燥で収量が極端に落ちることがあるから安定感のある代役または脇役が欲しい)、うちの食卓を考えても、ちょっとおひたしみたいなものとかとにかく「葉もの」が食べたくなるという面もある。

写真では果菜類が下段(新聞紙の下)に隠れている。
今日は茄子または長茄子、ピーマン、胡瓜、オクラ、その他セットによって赤毛瓜、ミニトマト。それから、じゃが芋。思いものを先に下段に詰めて、新聞紙をぐしゃぐしゃっとして緩衝材にし、その上に葉ものやトマト類をふわっと載せて完成。夏のセットは大根・白菜など大型野菜が多い冬のセットに比べてこじんまりとしているので、段ボール箱も小さいのが必要になるのだけれど、箱を商店などにもらいにいくのをさぼっていて、冬の間にスーパーでもらってきた大きめのを使うので、緩衝材の新聞紙が多くなってしまう。申し訳ありません。近日中に小さいのを頂いてくることにします。

この葉ものの上に新聞紙をもう1枚載せて「内ぶた」にする。
その上に納品書(プラス、必要な場合は請求書、振込用紙も)を入れ、月1回の菜園だよりや最近の野菜セットの説明書きも入れる。初めてのお客さんで県外の方などには西条市の観光案内の冊子なども同封。そして段ボール箱のふたを閉じてガムテープで封をし、宅配便の出荷伝票と時間指定がある場合は時間指定のシール、この時期は冷蔵便のシールも貼って出来あがり。



月曜、雪だるまふたつなのに涼しくない8月8日、立秋。
予報通り晴れ時々曇り。「ところにより昼過ぎから雨、雷」は、当地ではハズレ。
朝:真がラジオ体操から戻るのを待ってごはん。
午前:7時過ぎから収穫前半1時間ほど。いったん戻って再出発、後半1時間半ほど。10時頃戻り、セット荷造り。

午後:正午過ぎに市街に出て配達、宅配便出荷。戻って13時頃から昼ごはん。
一昨日セルトレイに播いたキャベツとブロッコリィに発芽の兆しが見え始めたので、急いで苗置き場を作る。引っ越して最初の秋冬の育苗だから場所をいろいろ考えた末、直射日光の当たる時間が少ない、家の北側にとりあえずセルトレイ12箱分の場所をこしらえた。黄色いコンテナを並べ、寒冷紗をトンネル掛け。支柱をコンテナの底の穴に差し込み、セルトレイの下にも寒冷紗を敷いてトンネルと一体的に「くるむ」ようなかたちにして虫の侵入を防ぐ。けど、なぜかどこからか入ってきちゃうんだな、これが。

直射日光を避ける場所にしたのは乾燥防止がねらい。
これまでこの時期のトレイ育苗は一日に何度も水やりしなければならず、その手間も大変だしおそらく肥料分も抜けてしまって、それが育苗がうまくいかない一因にもなっていたと思うので。一方、あまりに日陰すぎるとおそらく苗の生育にはよくないはず。これから日がどんどん短くなり、また、日差しも上からというより横から差す感じになってくるので、様子を見ながら、もし徒長気味になってきたりセルの中が加湿気味になったりするようなら場所を移動することも考えなければ。でもそれ、言うは易し、たぶんすごく面倒。なんとかこれでうまくいってほしい。

15時半頃から畑に出て、8月播きの人参播種。
トラクタで3列分を耕耘し、管理機で畝立て、播種機で4条×3列=12条を播いて寒冷紗を掛ける。隣の里芋と茄子の畝間に水を引き込みながら、その水口で如雨露に水を汲み、1時間ほど畝間を行ったり来たりして18時半過ぎに終了。帰り道に「お試し」セットの配達1軒、19時帰宅、晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
ほぼ上述の通り。


コメント
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