38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

暑いけど、やっぱり暑くない。

2011年08月10日 | 農と暮らしの日記
涼しい夕方、一瞬の空の色。
今日は全国各地で真夏日を記録、群馬の館林では38℃を超えるなど内陸部を中心に気温が上がったらしい。当地もたしかに昨日より暑い気がしたけれど、おそらく33℃は超えていないのではないだろうか(根拠なし)。webで松山のここ数日の気温を見ると、どうも西条のほうが涼しいようだ。といっても、この観測地点「西条」が市内のどこのことなのか知らないのだけれど。とにかく、さほど暑くない。

暑くない、暑くない。
そう思っていると、暑くない。降らない降らないと思っていると、ちょっとくらい降っても「ちょっとしか降らない」ととらえてしまう。暑い暑いと思っていると、去年より涼しくても暑い。夏だから暑い。今年の夏は暑くないと思っていると、ちょっとくらい暑くても「まだまだ」と思ってしまう。会う人会う人に「涼しいよね、変よね」と言ってしまう。大汗かきながら「でも涼しいよね」と言ってしまう。



水曜、今日も予報は晴れ時々曇り、ところにより昼過ぎから雨。で、今日も雨のみ、なし。
朝:5時半過ぎから収穫少し。戻って7時頃から朝ごはん。

午前:臨時の出荷の荷造りや育苗の水やりなどして9時半頃から薫と畑へ。
僕は8月播き人参の催芽の水やり、薫は7月播き人参の三度目の草むしり。出るべき芽は出尽くした様子だけれど、通常の5%くらいか。一度目の間引きをしたあとの標準的な株数と比べても1、2割くらい。このまま全ての株を「人参」に仕上げても本来の本数の3割にもならないような感じだけれど、これでも「7月播き」があるだけありがたい。

午後:渚も部活から戻って来て13時半頃から遅い昼ごはん。
市役所からNさん来訪、西条産の農産品をさらに元気にするための取り組みなどについて話を聞かせてもらい、僕もちょっと考えを話す。前後して、メールでのやりとり数件、電話もあれこれ、しているうちに日が傾いてきたので畑へ。

夕方:16時頃から再び人参の水やり、そして草むしりの続き。
19時半頃にひと区切りつけて、別の畑で育苗の水やりなどして20時頃に帰宅。



昨日は長崎の原爆の日だった。
広島より踏み込んだ表現で「脱原発」の志向が表明された。今朝の朝日新聞には、英語の「nuclear」が日本では「核兵器-weapon」の「核」と新時代のエネルギー源としての「原子力-power」とに分けて和訳されたことの重要性(あるいは悲劇)を指摘する記者の声が出ていた。「nuclear」という単語、授業で習った記憶よりも、僕にとっては浜田省吾だ。

メディアでは電力会社や業界の「やらせ」が報じられている。
過去にさかのぼってその実態を調査するとかいう話も聞く。けれど、いまさら何を言っているのかと白々しい。報道機関というのは恥を知ったら終わりなのかもしれないけれど、あまりにも「いまさら」の話が多くて脱力してしまう。だけど、脱力しても脱力してる場合じゃない。ということでメディアも頑張っているのだろう。恥ずかしかろうが何だろうが、いまやるべきことはやらないといけない。とにかく、繰り返し書くけれど(ここに書いてもこれを読んでる方に言っても大方は釈迦に説法だとわかっているけれど)、原子力の問題は「事故」ではなく、日々、今日も明日も、今夜も明日の朝も安全に運転されている時に生産され続ける「廃棄物」だということに、真剣に目を向けなければいけないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする