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魔法つかいプリキュア! 第2話「ワクワクの魔法学校へ!校長先生はどこ!?」

2016年02月20日 | 魔法つかいプリキュア!
■魔法つかいプリキュア! 第2話「ワクワクの魔法学校へ!校長先生はどこ!?」

墜落した魔法少女と出会った朝日奈さん、何やかやで一緒に魔法の国に行くことになりました。
なんかさっき命の危機に晒されたり、謎のコスプレしたりもしたけれど、そんなことは忘れた。
夢中で魔法ぶりを楽しんでおられます。前作に引き続き、最近の子はプリキュアへの興味が薄い。。

一方、魔法使いのリコさんは密かにガッツポーズ。
だってプリキュアですよ、プリキュア!伝説の魔法使い!
躊躇なく利己に走る、これが今時の魔法使い。

さてその肝心の魔法ですが。
とりあえずモフルンが喋るようになった。おめでたい。ですがリコさんの与り知らぬことらしい。
あと冷凍ミカンを食べられた。美味しい。ですが冷凍庫で十分ですね。
冷静になってみれば、いまいちガッカリ感が拭えません。
今乗ってるカタツムリも電車でいいんですしね。しかも動物に引かせることを魔法と言い張るのなら、馬車だって魔法ですよ。

微妙にテンションが下がりつつも、ついについた魔法学校。
がらん。
誰もいません。春休みだそうです。
いっそゴーストタウンだとかならまだ盛り上がったのに、普通に休みなだけか。

ではその休み期間中に、リコさんは何をやっていたのか?
沸き上がった疑問に回答するように、教頭先生がやってきました。
そしてリコさんを軟禁し、始まる説教タイム。
どうやらリコさんは落ちこぼれているようで。休み中の補習を回避したくて抜け出し、プリキュアになったようです。
王国が侵略されたり滅ぼされたりして、プリキュアを求めた人たちとは酷い違いだ。。

そんな下心が通用するわけもなく。無断外泊やら何やらで、リコさんは厳しい叱責を受けることに。
罪人の処罰は校長先生が決めるそうです。教頭先生はそう言い残し部屋を出ていきました。
とりあえずリコさんはここにいなさい。外に出たら退学もありえますよ?

残されたリコさんはポツン。あくまで「勝手に動き回ったら退学」であって「規則違反したから退学」ではないとはいえ、切ないこと限りなし。
そこで見かねた朝日奈さんは、校長先生に直訴しようと飛び出していきました。
校長を見つけたところで何を説明するつもりだったのかは定かではありませんが…。
「校長先生!リコちゃんはプリキュアになったんです!」→「ああ、うん。それと校則違反に何の関係が?」

しかもそもそも校長室の場所が分かりません。
うろうろと校舎の外を歩き回り、気が付けば立派な木の前に。
この子はどうして校長室が外にあると思ったのだろう…。
外から窓の様子を見たりすれば特定できると思ったのか。それとも単に校舎に入れなかったのか。鍵かかってそうですし。

ぼんやり木の前に佇んでいると、不審者を見とがめた謎の男性がやってきました。
その木は魔法の杖を生み出す木。で、君はどこの誰で、なぜここに?
慌てて朝日奈さんは答えます。困っている子がいるから助けたいんです!校長先生はいずこ?
その言葉に何をどう反応したのか、木から杖が生み出されました。
何やら美しい展開ですが、困ってる理由は補習をサボろうとして校則違反したからなんですけどね。。

と、そこに。先ほどの敵が再度襲ってきました。
視聴者的には先週のことですが、彼にとっては先の戦いはほんの数時間前のこと。
この短期間に一時撤退して、本国に報告し、また出陣。長い一日だ。

あわやピンチのその時に、リコさんも箒に乗って駆けつけてくれました。退学です。勝手に教室を出ました。
何のために朝日奈さんは校長を探していたのか。考えなしにも程があります。
落ちこぼれた理由も良く分かるな…。

ガッカリしていてもしょうがない。とりあえず再びプリキュアに変身し、敵と戦うことに。
流れ弾で校舎もバキバキに壊れていきます。朝日奈さんは懸命に庇いますが、リコさんはどこか諦め顔。どうせ退学ですしね…。
しかし朝日奈さんは叫びます。私たちは絶対に諦めない!

ミラクルさん:
 「校長先生に会いに行くんだからぁ!!」

そう、校則違反に目こぼしを貰うために。
あまりに意味不明の叫びに、敵さんも一瞬ひるみ、その隙に魔法で物理的に殴られ追放除去されました。
現実世界では、車が1台、紛失して騒ぎになってるんでしょうね。。

無事に敵は撃退しましたが、そんなことよりも退学回避の直訴が大事です。
リコさんらにしてみれば、あの謎の敵はただの通りすがりの不審者に過ぎません。
良く分からん犯罪者に絡まれただけであって、それはそれとして退学の方が一大事。

幸い、先ほどの謎の男性が校長先生だったようで、探す手間は省けました。
まぁ休み中の学校にいるんですからね。これで教師ですらなかったら通報対象だ。
そこで早速猛烈アピール。私たちプリキュアになったんです!もう1回コスプレしましょうか!?だからどうか退学は…!

正直言ってプリキュアになろうがなるまいが、違反は違反なのですが…。
校長先生は通学を許可してくれました。しかも朝日奈さんまで。
どちらかといえば「プリキュアになったから」というより「なぜか杖を生み出した人間」を評価した感じ。

なし崩しで編入させられてしまった朝日奈さんからしてみれば、喜ぶべきか絶望すべきか。
何せ魔法なんて初歩すら知りません。概念すら分かっていない。
しかも中学なのに「退学」制度があるということは、高度な特別学校なんですよね。やっていけるのかしら、朝日奈さん。。


(左画像)プリキュア クリアプレートマスコット 10個入 食玩・ガム (魔法つかいプリキュア!)


(右画像)魔法つかいプリキュア! コレクションカードガム 20個入 食玩・ガム(プリキュア)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


第2話が終わって、いまだにモブ的人々の出番はなし。
敵さんの目的もやっぱり不明です。
サブタイトルに「ワクワクの魔法学校」とあるのに、学校そのものにはワクワク要素もありません。
どこか微妙に地味な展開ですね。

リコさんの朝日奈さんに対する好感度もやや奇妙。
「あんな子がいるなんて」と言っていますが、魔法使いを見かけたら纏わりつくのは変ではないし、探し物をしてるなら一緒に探しても不思議はなし。
敵と遭遇して一緒に呪文を唱えたり戦ったりするのも、自分自身も命の危機なんですから自然な流れ。
今回、校長先生を探しに出かけたのも「自分が学校に来たことで不利になっている」のだから、多少の責任を感じてもそれほど変ではありません。
結果的に敵と遭遇しただけで、「学内を歩いて校長室に行く」なんてのは特段にハードルの高い行為ではないんですし。

お話自体は楽しいのですが、なんというかこの「綺麗にまとまりすぎてる大人しさ」は、SplashStarの玉砕展開を想起してちょっと不安です。リコさんからは、美翔さんに通じる不穏な空気を感じる。。

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