穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第21話「恋の不法侵入」

2006年08月12日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
【追記】
[この記事は2006年に、本放送当時の実況掲示板等の雰囲気を元に作成したものです。特に子供時代に「ぴっち」を視聴した方には不快な表現もあるかと思います。申し訳ありません。よろしければカテゴリ「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」から最新の記事をご参照ください]

問:以下の文章から連想されるアニメ番組を答えなさい

 1.メインレギュラーが女性3人
 2.ヒロインのライバル担当の、ちょっと気が強い娘役として寺門仁美さんが熱演
 3.非常に実験的な番組で、「テレビを使ったテロ」「これは映像による暴力だ」との心無い批判を浴びたことがある
 4.第2期シリーズのサブタイトルが「ピュア」

答えはもちろん「ぴちぴちピッチ」。
ちゃんとそう答えられた貴方は正常です。
大丈夫、間違ってない。

…もし、「鋼鉄天使」なとという不穏な単語が浮かんだ貴方は心の病。大丈夫じゃないし、間違ってる。

・マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア 第21話「恋の不法侵入」

今回の話は、珍しく漫画版に準拠した物語。

 

とりあえず、みんな大好き年長組の雄姿。今回の出番はこれだけ。

さて、以前、海斗くんから合鍵を貰ったことを思い出したるちあさん、今更ながら彼の家に行き、掃除や換気に励んでみた。
が、掃除の途中で水を被って、人魚姿にメタモルフォーゼ。
やむなく、お風呂を借りてくつろいでみた。

海斗くん:
 「窓が開いてる!?ドアも!」

そこに海斗くん帰宅。
久々に家に立ち寄った(現在、みかる邸で同棲中)ところ、クラスメイトの女子が入浴中。
とりあえず警察を呼ぶか、あるいは警察を呼ばれる行為に及ぶかするところだと思いますが…。

紳士な彼は朗らか爽やかに対応。
服を濡らした彼女のために、自分のシャツを提供し、優しく語り掛けます。
なんて理性のしっかりとした奴なんだ。

けれど、理性なんて欠片もないのが、るちあさん。
「海斗の匂い…」とシャツを嗅いでうっとりするわ、優しい海斗くんの様子に逆に欝に突入するわと情緒不安定気味。
こんなに優しくしてくれても、それでも私のことは覚えてないんだ…!

 

思い余って襲い掛かると、唇を奪って逃走。海斗くん、呆然。

一方、るちあさんの様子が心配になった姐さん&波音さんも海斗邸へ。

 

姐さん:
 「あの干してある服は、るちあの!?」

合鍵使って元カレの家に潜入した友人。
心配して様子を見に行ってみれば、窓辺にはその元カレと、なぜか友人の服。
姐さんたち、大パニック。

 

波音さん:
 「まさか海斗くんに自分のことを思い出してもらうために思い切って!」
姐さん:
 「お、落ち着け波音!るちあがそんなことをするはずがない!」

るちあさんは「そんなこと」をしました。彼女は「そんな娘」です。

しかし、あの状況で事に及ばなかった海斗くんの精神力が物凄い。
自宅に戻ったら、明らかに自分に好意を寄せてる可愛い娘が入浴中。挙句、半裸でキス。
これで自我を保てる中学生男子。さすがは海斗くん。


その頃のミケルさんサイド。
度重なるマメプリ戦敗退に業を煮やしたか、謎の黒幕が登場。
今までラスボスのように見えていたミケルさんも、謎の黒幕が作り出した人形の様子。

 

黒幕さん:
 「新しいモノを使った。持っていけ」

厳かに宣言すると、黒幕さんは新しく「みつかい」を作成。
使い走りの人面鳥に預けると、マメプリの捕縛を命じます。
で、その新しく作られたモノ。

新キャラ:
 「私の熱いハート、みんなに届けー♪」
 「あなたのハートに、ファイヤー♪」

 

何考えてこんなの作った黒幕。
初登場早々、威厳の欠片もありゃしない。
関係者一同、げんなりしながらも、ひとまず彼女のデビュー戦として洋上のタンカーが選ばれました。

人面鳥:
 「さあタンカーの作業員の皆さん、お待たせしました」
 「あなたのハートに火をつける、空のスーパーアイドル・あららちゃんの登場です!」

 

あららさん:
 「いえーい。みんなお元気してたー?」
 「今日は私の記念すべきデビューコンサート、みんないっぱい楽しんでね♪」

あららさん:
 『太陽の光に目覚めた朝 昨日交わした約束はもう忘れてしまったけど…♪』

 

【あらら】
 専用曲:「Star☆メロメロHeart」、「Oh yeah! Alala!」

 夢と堕落の翼・第三の「みつかい」、正体は妖精or羽虫。特技は火炎放射能力。
 モデルとなったのは、名前から分かるとおり、あやや。
 性格はいたって能天気かつ自己中心的。

 スタッフからの絶大な寵愛を受け、遅い登場を感じさせないほどの注目キャラに。
 持ち歌数2曲、登場するたびに新コスチューム、高い戦闘能力、目立ちまくりのメイン回、眷属多数、PV支給とあらゆる点で優遇処置。
 無論、視聴者からの人気も高く、その素敵な歌声に「デスボイス」の称号を捧げる人も。

 他の「みつかい」やBBSと違い、とにかく歌うことが生きがい。
 マメプリ?ぶっちゃけどうでもいい。
 今日も彼女は、自己顕示欲のためだけに朗らかに歌い続けるのです。

 

あららさん:
 『魔法の扉 開けて 奇跡の箱 開いて♪』

タンカー、爆発炎上。
もっとも、あくまで「炎」はあららさんの素の能力。歌とは全くの無関係です。
歌う意味がないというか、炎の意味がないというか…。

大惨事を感知した人魚さんは急いで現場へ。そこで、あららさんと接敵。

あららさん:
 「私はあらら。ついさっきデビューしたばかりのぴちぴち獲れ立てアイドルよ」

 

るちあさん:
 「ぴちぴち獲れ立てアイドル?あなた、私のこと馬鹿にしてるの!?」

いつも自分たちが言ってることなのに、相手から言われると腹が立つ単語「ぴちぴち」。

 

人の振り見て我が振り直す気のない人魚さんを、容赦なく炎が取り囲む。
ここは海中ですが、あんまり気にしない。
これは、あららさんの能力の高さを示す意図的な表現なんです。

あららさん:
 『風が歌うリズム聞きたいでしょ? 地球は私を中心に回ってる♪』

退路を断ったところで、ライブ攻撃開始。

 

人魚さん:
 「何この歌!? 気分が悪くなるというか、寒気がする!?」
 「このすごーく嫌な気分になる歌はなに!?」

彼女の歌「Star☆メロメロHeart」は、聞くものに夢を見せて堕落させ、虜とする曲。
精神攻撃と同時に、物理攻撃まで行える最強クラスのお歌です。
まぁ、喰らって喘ぐ人魚さんの描写からは、そんな繊細な設定は一切伝わってきませんが。

 

あららさん:
 『ハートがどっきどきするよな恋 やっぱり私が大好き♪』

 

マメプリ、あっさりと絶体絶命。
でもその時、燃え盛っていたタンカーで、一際大きな爆発。
その余波は海中にもおよび、あららさんのお歌が中断。

 

るちあさん:
 「今よ、波音、リナ!」

つうか、何のためにタンカーを炎上させたんだろう。
それさえしなければ勝ってたのに…。
あららさんの未来と頭の中身が、いきなり不安になります。

マメプリさん:
 『愛を憎むもっのっよー! 海を汚すもっのっよー!』

 

後はいつものように無事に撃退。
何はともあれ、これで主要キャラは全て登場。
残すところあと18話。ゴール目指して頑張ろう。


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ぴちぴちピッチ(5)
ぴちぴちピッチ(5)

今回登場のあららさんの中の人は倉田雅代さん。「鋼鉄天使くるみ」のカリンカ役を担当した人です。
そして、「くるみpure」で実写カリンカ役を演じたのは、水色人魚の中の人・寺門仁美さん。
おかげでデザイナーノートの今回の話の項には「カリンカVSカリンカ」の一文が。

…つうか、「カリンカ」を常識語として使うな<スタッフ

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