引き続き、地震の話。大前提として、本当に厳しい被災地ではなく、マスコミが対象にしてるような緩やかな地域の話。
最初の騒動から抜け出した後、次のパニックが始まりつつあるような気がする。
人間は不思議なもので、目の前に今まさに物理的な危険が迫ってると意外に立ち向かえるけど、「これから大変なことになるかもしれない」となるとパニックになる。
食糧の買いだめにしろ、放射能にしろ、地震直後の余震が来る可能性が高かった時の方が、死の可能性は高かったはずなのに。(ど素人意見ですけれど)
最前線で戦ってる人たちは別として、大半はまだまだ大丈夫なはず。
というか、スーパーで不足してる物資が、主にパンやカップ麺というあたりに余裕が見えますよ。
何でその二種類なのか、よく分からない。
パンは冷凍して保存するんでしょうけど、つまり熱源がないと食えない。(保存するにあたって電気もいる)
カップ麺も同じくで、こっちは水もいる。
このチョイスをしてる時点で、熱と水は得られる環境を前提としてる。
真にヤバイのなら、チョコレートやビスケット、ゼリー系飲料を買いこまないと。
(要は登山やマラソンの時の装備)
水が一日2リットルいるとかいう話に至っては、首を傾げるしかない。
いや実際にその量をとるのが健康にはいいそうですけれど。
全ての日本人が、平和な日常でもそんなに水を飲んでるわけじゃない。
(試しに、自分が一日にどれだけ水を飲んでるか数えてみればいい)
何かサバイバルというよりも、いかに快適に過ごすかが焦点になってるような。
放射能にしても同じで、今この瞬間に仮に爆発を起こしてまき散らされたとしても、多くの人は即死はしない。
気がつかずにしばらくそのままででいても、即座に死ぬわけではないでしょう。
何せ、その場合に想定されるほどの量の放射能を浴びながら、懸命に闘ってる人たちが今まさにおられるわけですし。
何でもない普通の日常でだって、転んで頭打てば死ぬ。
ましてパニックに陥っていれば、その可能性はずっと上がる。
自分が気づかないタイミングで大爆発を起こし、それによって放出された放射能が自分に到達して受ける被害と、果たしてどっちがリスクが高いか。
必要なのは過剰な不安ではなく、いざとなれば身一つで走ってでも逃げる覚悟だと思う。
それを決めたら、後は淡々と過ごし、その時が来たら粛々と実行するだけじゃないかな。
ついでに書けば、犯罪が発生したり、計画停電に関して駅員や東電に怒号が飛んでるというニュースも出てる。
でもこれだって、普通の日常でも犯罪者はいるし、駅員さんに文句言ってる人はいる。
混乱ばかりに注目するのではなく、この状況でも闘ってる人がいることや、何だかんだで日常を維持できていることをもっと評価すべきだと思う。
(くどいようですが、あくまで緩やかな地域の話です。無神経だったら、申し訳ないです)
【蛇足】
それはそれとして。
偉いさんの会見や報道は、無駄に不安を煽ってる気がする。
政府の偉い人は、どうしてあんなに報告が下手なんだろう。
社会人の新人さんが、最初に教育される下記のようなことができてない。
・結論を先に述べる
・質問者の聞きたいことに応える
・分からないことは分からないと断言する
・次の報告がいつなのか明言する
・一つの文章は短く(「~ですが」や修飾語の多用を避ける)
どこかで、「原稿を読み上げるわけでもなく、自分の言葉で話していて偉い」という感想を見たけれど、それは違うんじゃなかろうか。
逆に「こういう非常事態なので、言葉づかいが乱雑になることは容赦願いたい」と断った上で、文章短く、判明している事実と調査中の事項を、箇条書きで読み上げるのが真っ当な報告だと思う。
(そういえば、どうしてあの手の会見ではスライド資料とかないんでしょうか。凝った作りにしなくていいから、簡単なのでも作ればいいのに)
あと「全力で努力してる」とかそんな分かり切ってることは余計。
「手を抜いています」とは報告しないんだから「頑張ってます」と言うに決まってる。つまり情報量はゼロ。
士気高揚につながってるわけでもないし、もうちょっとやりようがあるんじゃなかろうか。
まぁあげ足を取ろうと待ち構えてるマスコミに問題がある気もしますけれど。
何か一般人の個人レベルでは頑張ってるのに、大きなところやトップが怪しい動きをしてるせいで、緊張が続いていない気がする。
【蛇足2】
先日、「地震と予知」で記事書いたら、その検索ワードで結構な方が来てくださった。
こんな辺境のブログにちょっと書いただけなのに、それだけ人が来るということは、気にしてる人はそこそこいるんだと思う。
今はそんな「予知」とか信じてる場合じゃない。そんなものはまやかしだ、と少しでも伝わったなら、書いた意味はあったのかもしれない。
【蛇足3】
この記事を書いている間にも、大きめの地震が発生。私のところも結構揺れた。
でも11日の地震に比べれば軽微です。さっきよりも、事態が悪くなったわけじゃない。
不必要に怯える必要はなくて、いざとなれば野宿しようが草を食おうが、生活していく覚悟だと思う。
最初の緊張が解けて、気持ちが挫けやすくなる今が、一つの山場じゃないかな。
最初の騒動から抜け出した後、次のパニックが始まりつつあるような気がする。
人間は不思議なもので、目の前に今まさに物理的な危険が迫ってると意外に立ち向かえるけど、「これから大変なことになるかもしれない」となるとパニックになる。
食糧の買いだめにしろ、放射能にしろ、地震直後の余震が来る可能性が高かった時の方が、死の可能性は高かったはずなのに。(ど素人意見ですけれど)
最前線で戦ってる人たちは別として、大半はまだまだ大丈夫なはず。
というか、スーパーで不足してる物資が、主にパンやカップ麺というあたりに余裕が見えますよ。
何でその二種類なのか、よく分からない。
パンは冷凍して保存するんでしょうけど、つまり熱源がないと食えない。(保存するにあたって電気もいる)
カップ麺も同じくで、こっちは水もいる。
このチョイスをしてる時点で、熱と水は得られる環境を前提としてる。
真にヤバイのなら、チョコレートやビスケット、ゼリー系飲料を買いこまないと。
(要は登山やマラソンの時の装備)
水が一日2リットルいるとかいう話に至っては、首を傾げるしかない。
いや実際にその量をとるのが健康にはいいそうですけれど。
全ての日本人が、平和な日常でもそんなに水を飲んでるわけじゃない。
(試しに、自分が一日にどれだけ水を飲んでるか数えてみればいい)
何かサバイバルというよりも、いかに快適に過ごすかが焦点になってるような。
放射能にしても同じで、今この瞬間に仮に爆発を起こしてまき散らされたとしても、多くの人は即死はしない。
気がつかずにしばらくそのままででいても、即座に死ぬわけではないでしょう。
何せ、その場合に想定されるほどの量の放射能を浴びながら、懸命に闘ってる人たちが今まさにおられるわけですし。
何でもない普通の日常でだって、転んで頭打てば死ぬ。
ましてパニックに陥っていれば、その可能性はずっと上がる。
自分が気づかないタイミングで大爆発を起こし、それによって放出された放射能が自分に到達して受ける被害と、果たしてどっちがリスクが高いか。
必要なのは過剰な不安ではなく、いざとなれば身一つで走ってでも逃げる覚悟だと思う。
それを決めたら、後は淡々と過ごし、その時が来たら粛々と実行するだけじゃないかな。
ついでに書けば、犯罪が発生したり、計画停電に関して駅員や東電に怒号が飛んでるというニュースも出てる。
でもこれだって、普通の日常でも犯罪者はいるし、駅員さんに文句言ってる人はいる。
混乱ばかりに注目するのではなく、この状況でも闘ってる人がいることや、何だかんだで日常を維持できていることをもっと評価すべきだと思う。
(くどいようですが、あくまで緩やかな地域の話です。無神経だったら、申し訳ないです)
【蛇足】
それはそれとして。
偉いさんの会見や報道は、無駄に不安を煽ってる気がする。
政府の偉い人は、どうしてあんなに報告が下手なんだろう。
社会人の新人さんが、最初に教育される下記のようなことができてない。
・結論を先に述べる
・質問者の聞きたいことに応える
・分からないことは分からないと断言する
・次の報告がいつなのか明言する
・一つの文章は短く(「~ですが」や修飾語の多用を避ける)
どこかで、「原稿を読み上げるわけでもなく、自分の言葉で話していて偉い」という感想を見たけれど、それは違うんじゃなかろうか。
逆に「こういう非常事態なので、言葉づかいが乱雑になることは容赦願いたい」と断った上で、文章短く、判明している事実と調査中の事項を、箇条書きで読み上げるのが真っ当な報告だと思う。
(そういえば、どうしてあの手の会見ではスライド資料とかないんでしょうか。凝った作りにしなくていいから、簡単なのでも作ればいいのに)
あと「全力で努力してる」とかそんな分かり切ってることは余計。
「手を抜いています」とは報告しないんだから「頑張ってます」と言うに決まってる。つまり情報量はゼロ。
士気高揚につながってるわけでもないし、もうちょっとやりようがあるんじゃなかろうか。
まぁあげ足を取ろうと待ち構えてるマスコミに問題がある気もしますけれど。
何か一般人の個人レベルでは頑張ってるのに、大きなところやトップが怪しい動きをしてるせいで、緊張が続いていない気がする。
【蛇足2】
先日、「地震と予知」で記事書いたら、その検索ワードで結構な方が来てくださった。
こんな辺境のブログにちょっと書いただけなのに、それだけ人が来るということは、気にしてる人はそこそこいるんだと思う。
今はそんな「予知」とか信じてる場合じゃない。そんなものはまやかしだ、と少しでも伝わったなら、書いた意味はあったのかもしれない。
【蛇足3】
この記事を書いている間にも、大きめの地震が発生。私のところも結構揺れた。
でも11日の地震に比べれば軽微です。さっきよりも、事態が悪くなったわけじゃない。
不必要に怯える必要はなくて、いざとなれば野宿しようが草を食おうが、生活していく覚悟だと思う。
最初の緊張が解けて、気持ちが挫けやすくなる今が、一つの山場じゃないかな。